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#アオのハコ 12巻 評論(ネタバレ注意)

週刊少年ジャンプ、本誌連載の青春恋愛漫画。

中高一貫校、バドミントン部の1年のホープ・大喜(♂)と、同じ体育館で練習する女子バスケ部の2年で学校のアイドルで大喜の憧れである千夏先輩(♀)。

部活違い・学年違いながら、早朝自主練で千夏先輩と言葉を交わすようになった大喜が、ある朝自宅で目覚めてリビングに降りると、そこには千夏先輩の姿が!

『アオのハコ』12巻より(三浦糀/集英社)

千夏先輩は親の海外転勤に際してもバスケの夢を諦められず、バスケ部OG同士の母親同士のツテで大喜の家に下宿することになった。

という同居設定の青春恋愛もの。コメディ要素ももちろんありますが、成分比的にラブコメ作品じゃないですね。青春恋愛もの。

千夏先輩のバスケにかける覚悟を知った大喜は、彼女にふさわしい男になるべく、自分もバドミントンでインターハイ出場を目指すことに。

新体操部の期待のホープで大喜の幼馴染で片想い中のサブヒロイン・雛を交えた片想い三角関係。王道のメロさ。

図にするとこうなる。

    雛→(好き)→大喜→(好き)→千夏先輩

要るか、この図?

冬休み、毎日体育館で顔を合わせる上に、同居で家でまで顔を合わせている千夏先輩も、年末年始は長野の祖父母宅へ帰省。

『アオのハコ』12巻より(三浦糀/集英社)

帰省から帰ってきたら告ろう!と気持ちが盛り上がっちゃった大喜は正月明け、部活の先輩や友人たちとスキーへ。

千夏先輩の祖父母宅からは電車で2時間ほどの距離ながら、同じ長野県へ。

会えない時間で想いが募った大喜は、我慢できずに千夏先輩の地元へ走る…!

盛 り 上 が っ て ま い り ま し た !

『アオのハコ』12巻より(三浦糀/集英社)

という、青春恋愛漫画の華、告白巻・くっつき巻。

スポーツと恋愛が同時進行の作品なので、盛り上がりはインターハイと告白・くっつきを同時に、なのかなと思ってたんですけど、先に来ましたね。

二人ともピュアでまっすぐで生真面目な努力家で、非の打ちどころがない若者ですが、非の打ち所がないだけに眩しいばかりで読んでて親近感の沸きどころ、「遊び」の少ないキャラなんですが、珍しく理性を上回る衝動に突き動かされて、という。

良いですね。普段とのギャップがあるだけに。

『アオのハコ』12巻より(三浦糀/集英社)

可愛いけどストイックな、「努力する完璧超人」みたいな千夏先輩が、脳みそピヨピヨ状態で抑えが効かなくなりかけてんのも、可愛くて堪らん。

両家公認で「お預かりしてる娘さん」な同居だけに「恋のABC」的な進展もいかにも遅そうで引き続きピュアな展開が続きそう、かつ、くっつくのが早かった分、スポーツ面でのクライマックス、インターハイまでにもう一波乱・二波乱はありそうな気もヒシヒシとしますねw

『アオのハコ』12巻より(三浦糀/集英社)

「そんなの嘘である」

と言ったラブコメ漫画もありましたし、

「これマジで『週刊少年ジャンプ』に載ってる漫画ですか

 『別冊マーガット』の間違いじゃないですか」

感はありますけど、告白してくっつくシーンはやっぱり良いものだ。

『アオのハコ』12巻より(三浦糀/集英社)

ひとまず大喜と千夏先輩、想いが叶って、おめでとう。

二人とも生真面目でストイックだからな〜、大丈夫かな〜。

 

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