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#明日ちゃんのセーラー服 11巻 評論(ネタバレ注意)

学年に1人しか児童がいないド田舎の小学校で育った運動神経抜群で天真爛漫な美少女・明日小路(あけび こみち)が、

田舎の私立の名門中学に入学して友達を少しずつ増やしながら過ごす日常をキュートに、フェティッシュに。

夏休み編が終わって新学期に入って、小路は演劇部に入部。

『明日ちゃんのセーラー服』12巻より(博/集英社)

嘘か真か、かの江口寿史はかつて

「可愛い女の子を描きたいんじゃない、可愛い女の子になりたいんだ」

語ったそうです。伝聞なので嘘か真か自分にはわかりませんが、ありそうな話。

本作の作者もその系譜かなと、漫画の文法やお約束を逸脱しているというか無視しているというか、自由気ままに可愛い女の子を描きたいだけの人だと思っていたんですけど。

前巻、ちょっとびっくりしまして、の今巻。

『明日ちゃんのセーラー服』12巻より(博/集英社)

夏合宿の続きと、新学期。

「あの」蛇森さんがとうとう、とうとう人前でギターを弾きました!

もうタイトルを「クソデカ感情物語」にすればいいと思う。

二学期になって文化祭に向けて。

の前に、明日ちゃんは母親自作のセーラー服で登校してるんですが、二学期、秋用に用意したセーラー服は黒セーラー。

『明日ちゃんのセーラー服』12巻より(博/集英社)

いや、「明日ちゃんが黒セーラー服を着た」というだけのエピソードに何話かけんねんwww

って一瞬思いましたけど、この漫画のタイトルは『明日ちゃんのセーラー服』なんで、これでいいんでした。

という、序盤の頃のように

「画集にたまにセリフが付いてるだけでは?」

とは思いませんが、相変わらずやりたい放題というか、ストーリーがないか?と言えば在るんですけど、およそ人間がプロット考えてネームにして下書きしてペン入れして、という工程を踏んでいるとは思えない、

『明日ちゃんのセーラー服』12巻より(博/集英社)

風が吹きやすい方向に吹いていくような、水が流れやすい方に流れていくような、「より自然に近い」と言う意味での非人間的なストーリー展開。

いや、何が描かれていて、何が起こっているのかは読んでてわかるんですけど、何を目指して何を考えて漫画描いたらこういう漫画になるのか全然わからないwww

絵が綺麗で、女の子が可愛くて、あちこちエモい。

『明日ちゃんのセーラー服』12巻より(博/集英社)

これはちゃんと理解するには次巻も読むしかねえな。仕方ねえな。

 

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