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#ゆるキャン△ 15巻 評論(ネタバレ注意)

高校の野外活動サークルの女の子たちが、タイトルどおりゆるーくキャンプを楽しむ趣味×女子高生もの。アニメも実写ドラマも好評でした。

『ゆるキャン△』15巻より(あfろ/芳文社)

年明け4月からTVアニメ3期とのことです。

av.watch.impress.co.jp

「ゆるい日常漫画だな」と思ってたんですが、作者の別作『mono』が輪をかけてゆるい作品で、

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「『ゆるキャン△』、こう見えて真面目に描いてたんだな…」と思いました。

『ゆるキャン△』15巻より(あfろ/芳文社)

相変わらず「ゆるキャン 12巻 絵が変わった」で検索してうちのブログにアクセスしてくる人がめっちゃいます。

www.google.com

自分はもう慣れましたというか、ちょっと画風の揺り戻しもあったのかな?よくわからん。

今巻は、先生、メガネ、イヌ子、新入生のメイの4人で、山梨を縦断して笛坂雁坂キャンプ場へ。

別口でリンちゃんがいつものバイクソロキャンプ、レシピだけ授けたなでしことショートカットの可愛いのは留守番。

『ゆるキャン△』15巻より(あfろ/芳文社)

メガネとメガネが荷物と一緒にクルマでキャンプ場に先行してまったりと待つ中、可愛いのと可愛いののロードバイク50〜60kmの旅模様にページが割かれます。

複数の美少女に分裂して擬人化した、作者の取材というか趣味というかもはやエッセイ漫画っぽく、趣味と実益を兼ねていて羨ましいw

『ゆるキャン△』15巻より(あfろ/芳文社)

イヌ子たちのサイクリングウェア姿が新鮮で可愛らしくて眼福な巻。

日常ものながら作中から1年が過ぎて新入生キャラが増えるなど、時間は流れていく作品ですが、時間の流れがゆっっっっっっくりで、未だなでしこたちの高2の春。

『ゆるキャン△』15巻より(あfろ/芳文社)

新刊は楽しみながらストーリーはあってなきが如しで「続きが気になる」で急かされるでもなく、「大作」「問題作」として重い期待を背負うでもなく、ギャグやコメディとしてネタに困りそうにもなく、のんびりまったりしてはいるけど退屈ではなく、なんだか美味しいポジションの漫画だなあw

言うても外から見て思うほど、描くのが楽な作品ってわけでもないんでしょうけど。

『ゆるキャン△』15巻より(あfろ/芳文社)

ユルくてポップでキュートで楽しそうな、読んでいて心地よい漫画。

 

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