表紙の作画がもう永井豪なんよ。
と思ったら、同じこと思った方がたくさん居たようです。
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あとは、「ついに」というか、「ようやく」というか、「当然」というか、それでいて「マジか」という気もする、アニメ化決定、おめでとうございます。
anime-cinderellagray.com
たしか、オグリキャップは『ウマ娘』TVアニメの1期のモチーフの候補だったのが、「1クールに収まらない」という理由で没ったんですよね。
よし、100クールやれ。
そんなに(特に原作付きは)熱心にアニメを観ない自分ですが、『シングレ』アニメは絶対観るぜ。
実在の競走馬を美少女擬人化した育成ソシャゲ『ウマ娘』の派生コミカライズ、「プリティダービー」がつかない『ウマ娘』。
日本の競馬史に残る名馬・オグリキャップの現役時代をモチーフにしたスピンオフ。
1〜2巻で地方レース(カサマツ)編が終わり、3巻から中央に移籍。
ウマ娘世界観でいう「中央トレセン学園」に編入し、並み居る名バ達と本格的にシノギを削る展開に。
モチーフとなった史実が日本競馬史上最大級のシンデレラストーリーにして、トウカイテイオーと並ぶ日本競馬史上最大級の復活劇というドラマで、かつ現役時代を通じて魅力的なライバルにも恵まれていた馬のお話なので、更にifを加えた作話の骨組みの時点で優勝です。ありがとうございました。
タマモクロスが去ったターフで新たなライバルたちとの激闘が開幕、題して「第三章 永世三強」編。
ja.wikipedia.org
dic.pixiv.net
今巻でその「永世三強」編、終了。
オグリキャップの古バ1年目、永世三強を筆頭に多士済々のGⅠ戦国時代、伝説の秋シーズン。
天皇賞・秋はスーパークリークの2着に敗れ、現実の日本競馬のオグリキャップ古馬1年目でも物議を醸した、「マイルチャンピオンシップ(1,600m)→ジャパンカップ(2,400m)」の、わずか中1週間の連闘。
マイルを制したオグリキャップは、連闘のジャパンカップを2着に敗れはするものの、1着のフォークイン(ホーリックス)と同タイム、しかも2,400mの世界レコード。
「永世三強」の中からオグリは不動の「国内最強」の称号を手にし、「オグリキャップとトゥインクルシリーズ」は社会現象に。
オグリとの差に焦るイナリワン、そして「悪役」を自認して開花、虎視眈々と雪辱を期するスーパークリーク。
オグリの秋のG1 4連戦、その最終戦、昨年はタマモクロスとの激闘を制し、G1初勝利を挙げた、有馬記念。
ある種の「表紙詐欺」で、今巻、表紙のようなシーンはありません。
この表紙は、「永世三強」編を象徴する「時代のイメージ画」とでもいうか。
三者三様、勝ったり負けたり、しのぎを削ってこその「永世三強」、「平成三強」。
結果はこれまでどおり、史実のとおりで、今さら驚くべきことではありませんが、「(メタ的には)結果がわかっている勝負」を相変わらず面白く描きますね。
物議を醸した連闘と、キャリアで初めての4着以下のレース。
これまで3着1回、2着5回、それ以外はすべて勝利して、安定して勝ち負けを争ってきたオグリキャップの戦績は、この有馬記念以降、極めて不安定に。
史実になぞらえれば残り5戦、残り1年、残すはラストイヤー。
(ちなみに連載の方はもう1戦終わったらしく、残り4戦)
遅くても2026年、早ければ2025年には完結してしまうんではないかな。
モデルとなったサラブレッドの現役引退、死去に続いて、オグリキャップとの三度目のお別れの時間が刻々と近づいています。
不安定な戦績に苦しむオグリを観たくないような、それでいて伝説のラストランを一刻も早く観たいような、それでいて、
「伝説のラストランを失うことと引き換えにでも、
愛しい芦毛の怪物に、このまま永遠に走り続け闘い続けてほしい」
と願ってしまうような。
aqm.hatenablog.jp