#AQM

あ、今日読んだ漫画

#デストロ016 5巻 評論(ドネタバレ注意)

『ヨルムンガンド』の作者が、日本を舞台に「女子高生殺し屋たちのバトルロイヤル」を描いた『デストロ246』全7巻。

女子高生なのに最強殺し屋! すごい頭悪そう! AQM頭悪そうな漫画大好き!!

の前日譚。

『デストロ016』5巻より(高橋慶太郎/小学館)

可愛いなコイツらw

タイトルのせいで相変わらず『デストロ』の「0165巻」みたいな、『デストロ016』の5巻。

女子高生・沙紀は、元・海上自衛隊高官・仙崎のオーダーで殺し屋を殺す殺し屋だった。

たくさん殺し屋がやってくるので今日も奴らをぶっ殺すゾ!

という痛快ハードボイルド殺し屋アクション。

あらすじ終わり。

『デストロ016』5巻より(高橋慶太郎/小学館)

殺し屋にとっての幸せって、なんだろうね。

『246』でヒロインたちより年長の大人、かつ最強の殺し屋として君臨した「沙紀」の女子高生時代のお話。

女子高生なのに最強殺し屋! すごい頭悪そう! AQM頭悪そうな漫画大好き!!

闇医者・芳野の生命を狙う関西ヤクザ、ヤクザに雇われて芳野を攫った副業中のシールズ、ヤクザとシールズを追う米軍憲兵、芳野救出に向かう沙紀と幼「オウル」、という、くんずほぐれつの混沌の前巻の続き。

『デストロ016』5巻より(高橋慶太郎/小学館)

新旧の主人公ヒロインによるタッグ結成、二人とも単独で最強すぎて特に苦戦することも連携プレイを見せることもなく終了w

横須賀を睨む逗子に潜入した、中国の暗殺組織「止まり木」の殺し屋2人、沙紀と「止まり木」を危険視するCIAからの次なる刺客。

この漫画、2巻前に水着回やったばっかりなんですけど、たぶん作者の

「追加キャラの水着も描きたい」

「というかずっと水着描きたい」

という欲求が原因で、再びの水着巻。

『デストロ016』5巻より(高橋慶太郎/小学館)

ビーチを舞台にCIAの暗殺チーム「熊(ベアーズ)」との、神奈川県に迷惑すぎる「ドキッ!丸ごと水着 美少女とマッチョだらけの肉弾暗殺大会」。

ポロリもあるよ。

相変わらず、美少女はキャッキャウフフと誰も死なず、マッチョは虫のように死んでいく、「頭がおかしいきらら系」みたいな展開。

沙紀が最強殺し屋として活躍した『デストロ246』の、その前日譚ということもあり、沙紀が死ぬ心配なんか作者も読者も誰もしてなくて、なんかもう『花の慶次』や『ああ播磨灘』を思い出しますw

沙紀が強い理由も、殺し合う理由もほとんどすっ飛ばして、

「殺しに来たから殺すゾ!」

「殺し屋だから殺すゾ!」

「おっ◯いがあるから揉むゾ!」

という、ただただそれを繰り返すバイオレンス・アクション・エンタメ。

『デストロ016』5巻より(高橋慶太郎/小学館)

同時に、大した理由もなく殺し合う彼女たちを見ていると、

「自分と同等以上の力を持つ他者を信用して存在を容認する、

 それができない一点だけで争う理由に十分たり得る」

国家間の安全保障が持つ深刻な「しょうもなさ」と、

「最強殺し屋ポケモンバトルで一般人の被害ゼロ!」

「殺し屋オリンピックで優勝した国が優〜勝〜!!」

という、バカバカしくも現実の戦争・紛争より100倍マシな解決策を、セットで見せられているような気もしてきます。

SF作品の「ドローン無人戦争」や、『FSS』の「戦争代理人」たる騎士などを思い出しますね。

まあ、

『デストロ016』5巻より(高橋慶太郎/小学館)

「乳モミ鬼」で決着つける方でも、自分は一向に構わないですがw

 

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