#AQM

あ、今日読んだ漫画

#ELDEN RING 黄金樹への道 7巻 評論(ネタバレ注意)

「死にゲー」で有名なフロム・ソフトウェアのオープンワールド「ライク」な大ヒットアクションRPG『エルデンリング』の公式コミカライズ。

退廃的で陰鬱で重厚な雰囲気の世界観、かつて美しくも陰鬱な「狭間の地」から追われそして帰還した「褪せ人」を主人公に、王を目指して戦う血生臭くダークでシリアスな冒険を描く。

という原作ゲーム。

『ELDEN RING』より(フロム・ソフトウェア)

公式コミカライズはなぜかバカ系ギャグ漫画だった…

『ELDEN RING 黄金樹への道』7巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)

なんでだよwww

と思わなくもないですが、原作を「真面目に」コミカライズしようと思ったら、重厚な超本格派のファンタジー戦記としての展開・描写が必要で、なかなか大変だったろうなと思います。暗いシーンが長大に続いてエンタメ性も低くなりそう。

奇策の変化球のようでいて、コミカライズするにあたっては唯一の解のような気もします。

『ELDEN RING 黄金樹への道』7巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)

自分は存じ上げなかったんですが、WEB連載開始時のネットの反応を見るにギャグ畑で有名な作家さんらしく、冒頭のシリアスなカラーページを見ても画力もなかなか尋常じゃないですが、描いてる内容は完全にギャグ漫画、ノリとしては『ピューと吹く!シャガー』を彷彿とさせます。

そもそも今更『エルデンリング』の販促にはならないわ、『エルデンリング』プレイヤーしか楽しめないわ、「そもそも誰得のコミカライズだよ」ってのは置いといてw

自分は『エルデンリング』既クリアなので楽しく読めてます。

『ELDEN RING 黄金樹への道』7巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)

前巻で中盤のヤマ場「ラダーン祭り」をクリア。

ここ2冊ほどラニの出番がない「ラニ日照り」で、我々「ラニ会」の会員としても寂しい限りだったんですが、表紙の通り今巻は比較的「ラニ巻」。

「ツンデレ」ならぬプンプン怒るラニの「プンデレ」、「クーデレ」ならぬクズなメリナの「クズデレ」、どっちも可愛いですね。可愛いか?

『ELDEN RING 黄金樹への道』7巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)

ロジェールの依頼でラニへの臣従を装い、「陰謀の夜」のキーとなる「死の呪痕」の探索。

そのラニの依頼で、ブライヴとのコンビで「指殺しの刃」を求めて永遠の都ノクローンを探索。

その過程でカーリアの城館、スリーシスターズ、セルブス登場&退場、ハイト砦、デクタスの割符の入手、写し身の雫、カーリアの書院、D密室殺人事件などなど。

ゲーム的に考えるとけっこう進みましたね。

と書くと、なんかゲーム実況を観てるみたいですが、まあ実質「褪夫のエルデンリング実況」かw

『ELDEN RING 黄金樹への道』7巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)

すごいね、どうなることかと思ったコミカライズ、ギャグコメ漫画としてじっくりやるとこ飛ばすとこのメリハリつけつつ、重要キャラ中心に最後まで描き切りそうだ。

「D密室殺人事件」じっくりやってんの笑う。

ゲームプレイで時間のかかったダンジョン探索はダイジェストで飛ばしがち、印象深かったキャラや名物キャラを中心に、ドラマと事件・イベントに重きを置いたコミカライズ、完結までの巻数がなんとなく見えてきた気はします。

レナラの結末を見るに、比較的キャラに優しいオチに持っていく作風ですが、あのキャラやあのキャラがどんな結末を迎えるのか、

『ELDEN RING 黄金樹への道』7巻より(飛田ニキイチ/KADOKAWA)

少々気が早いですが気もそぞろ。

 

aqm.hatenablog.jp

akibablog.blog.jp