#AQM

あ、今日読んだ漫画

#虐殺器官 1~3巻【完】 評論(ネタバレ注意)

「虐殺には文法があるということだ」

「きみはまず自分が遺伝子コードによって生成された肉の塊であることを認めねばならない」

全巻50%OFFセールにつき。

伊藤計劃の名高いSF小説のコミカライズですが、自分は原作未読。

生体認証によるセキュリティ情報管理、人工筋肉、ナノマシンが発達し、サラエボ、インド、パキスタンに核が落ちた近未来が舞台、アメリカ合衆国情報軍特殊検索群ⅰ分遣隊(ステルス空挺暗殺部隊とでも言うか)隊員が主人公。

作戦の標的に度々指定されながら暗殺を免れ続け紛争地帯を渡り歩く謎のアメリカ人、虐殺プロデューサー「ジョン・ポール」の正体とその目的とは。

「クラヴィス・シェパード大尉 あなたには疑問に答えてもらわねばならない 情報軍特殊検索群ⅰ分遣隊に関して そしてジョン・ポールとは何者なのか」

グルジア、ソマリア、アメリカ、チェコ、インド、ヴィクトリア湖、またアメリカ。

意外な真実と圧巻のラスト。

「ぼくは暗殺を行うアメリカ合衆国の極秘部隊隊員としてこれまでの『濡れ仕事』のすべてを告白した」

ふー。こんなの10巻も読まされたらたまらんけど、3巻で密度高くまとまってて、面白かった。