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#STEINS;GATE 0 4巻 評論(ネタバレ注意)

シュタゲのドラマCD「無限遠点のアークライト」、外伝小説3部作「閉時曲線のエピグラフ」「永劫回帰のパンドラ」「無限遠点のアルタイル」とこれを原作にした続編ゲーム「STEINS;GATE0」の実質二度目のコミカライズ。昨年TVアニメ化もされた。

もともと無印が時間跳躍や世界線の移動(過去改変)をテーマとしたSFで、背景状況が頻繁に変更される複雑な話だったけど、その傾向がさらに強まり主人公が何もしなくても世界線がどんどん変動していく。特に複数のメディアで作品を踏んだ人間ほど、メディア毎に同じエピソードの少しずつ違う演出や伏線が混線して読むのに苦労する。

今巻は2036年の覚醒、そこから現代への復帰、鳳凰院凶真の復活まで。

昨秋に2クールのアニメも終わり、角川のやることなので4巻はたぶん出ないだろうと思っていたので、出て驚いた。

作品の性質上イッキ観に最適化された話で、数ヶ月おきに発売されるコミックスは最も向いていない作品、アニメも終わりブームも下火と厳しい状況だけど、コミカライズ作者は粘り強く丁寧な仕事をしていて好感が持てる。

5・6巻同時発売予定とのことで、そこで完結かな。最後まで頑張って欲しい。

 

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