

「曲がいると学校に行きたいって思う。
これってどんな関係なんだろう。」
それは恋だよ、少年。
進学高の1年生、原因不明の不眠症からくる頭痛に悩む少年・中見は文化祭の準備で、今は倉庫になった元・天文部の天文台に段ボールを取りに行く。
廃部となり幽霊が出ると噂の天文台を気に入り、自分の秘密基地・仮眠場所にしようとした矢先、そこには昼寝をしている先客がいた。クラスメイトの少女・曲 伊先(まがり いさき)。彼女もまた、不眠症に悩んでいた。
古びたドアのせいで天文台に閉じ込められた二人は互いに不眠症を打ち明け、救助を待つ間、それぞれ珍しくぐっすり眠りにつく。
意気投合した二人は、天文台に粗大ゴミのソファを持ち込んで改装し、頭が痛い昼と眠れない夜を共に過ごすようなったが、やがて教師に見つかり…
「インソムニア」と言えば昔ダビスタの繁殖牝馬でいたな、意味知らないな、と思って調べたら、まんま「不眠症」という意味でした。
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ラブコメより恋愛・青春の色が強め。過去作と比べて文学的な憂鬱感が漂ってそうなタイトルや表紙ですが、過去作好きな人、すんなり楽しめると思います。
表紙の時点で「あ、猫は描かないといけないんだ」と思った。
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