「ぼくの骨を手に入れてどこへ持って行くのか。」
「願いを叶えるのは何者なのか。」
「何者にしろ…そいつを殺して、僕は自由になる。」
id:u_eichi さんにブコメで教えてもらいました。ご本人は楽しみすぎてまだ読んでないんだそうですw
自分はご縁がなくてまだ読んでないし観てないんですが、世間的には「TVアニメも好評だった『ドロヘドロ』の作者の現作」と紹介するのが良さそう。まだ1巻しか出てないのでいいタイミング。
宇宙空間で残虐な違法行為を働く廃品マフィア船カヒヤ号は、宇宙区間で血だるまで意識を失った漂流者を拾う。
目利きの船長は、持ち物などから漂流者が、その骨を手に入れればどんな望みも叶うと噂される伝説のザハ=サンコであることに気づき、秘密裏にザハを殺して解体しようとするが…
で始まる宇宙SFもの。
主人公は船長ではなくザハ=サンコと、相棒のアンドロイド?アバキアン。常に宇宙中からつけ狙われ死の影が付き纏う2人の、平穏な日々を求める逃避行…じゃねんだよな。全部返り討ちにして自由を求める旅。
スペースSF世界観がオリジナルすぎて自分が知る何にも似ていないんですが、強いて挙げるなら荒唐無稽で無頼なSF観が70年代の松本零士などのSF作品を連想させ、作品の雰囲気の「他に似てなさ」と言う意味では「堕天作戦」が近いかな?
設定も作話も強い独自性ながらシンプルでわかりやすいので、あまり難解ということはないです。ネーミング、キャラデザ含めて設定や描写のセンスが色々ものすごいなw
まだ序盤の序盤ですが既にすごい中毒性で、これは面白くなりそう。「ドロヘドロ」もセールの機会つかまえて読んでみよう。
aqm.hatenablog.jp
(選書参考)
b.hatena.ne.jp
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