二度のTVアニメ化に劇場版に、三度目のTVアニメ化も、というメジャー作の11年目。
田舎の小中一緒の分校を舞台に、登場人物は常に見切れてて出番もセリフもほとんどない1人を除いてすべて女子、時間軸が止まったタイトルどおりの日常コメディ、という美少女サザエさん。前々巻で100話達成。
なんと、最終巻、完結です。17巻?特別編となるEXTRAがもう一冊出るとのこと。
時間が止まっているというか、ループしているかのように季節が巡りつつ同じ学年のエピソードが連なる作品で、段々ギャグ色も薄まって日常色というか散文詩のようなエピソードが増えてきて、こういう言い方はアレですけど他に描きたいもののない作家に見え、我々読者ものどかで愛らしい彼女たちの日常をまったりまんねりと楽しむ、一種互助会のようなぬるい関係がずっと続いていくんだろうと思っていたので、完結してあらためて驚きました。
今巻はまるでエンドレスエイトが終わったかのように時間が流れ始め、メガネくんは卒業し、一同は学年が一つ上がり、学校に新一年生が入学し、またあらたな生命が誕生します。
それを除けば、最終話も「こういう最終回になるだろう」と思ったままの「らしい」最終回でした。
折しも季節は春ですね。この季節は毎年なんだか憂鬱です。
永遠に続くような気がして、ずっと「ダラダラした漫画だな」と思っていましたが、いざ終わられると意外と心の準備が全然できていません。
みんなさんは「のんのんびより」が終わった世界を生きていく準備はできていますか?
aqm.hatenablog.jp