AQM

あ、今日読んだ漫画

#ゆゆ式 12巻 評論(ネタバレ注意)

13年目の12巻。もう老舗ですね。アニメ化も2回したんだっけ?

端的に言うと「仲良し女子高生3人組が雑談してる4コマ」なんだけど、ハイじゃないハイコンテクストというか狭いコンテクストの会話芸で、ボーッと読んでると目が滑って何が面白いのかわからなくなります。

f:id:AQM:20211129172903p:plain

「ゆゆ式」12巻より(三上小又/芳文社)

はあ。日常ギャグコメディ4コマとか一番感想書きにくいわ。

「女子高生日常ギャグコメディ」というものに対して読者が最も求めるものはなんだろうか、というと「ネタ(エピソード)は新しく、テイストは作品を好きになった頃のままに」という点に尽きるのかな、と思います。

料理で言ったら「熱々の作りたての、でもいつもの味」のような。

f:id:AQM:20211129172929p:plain

「ゆゆ式」12巻より(三上小又/芳文社)

10年も描いて作風がまったく変わらない、なんて相当無茶な要求ですが、そういう意味で読者の要求をきっちり完璧に満たしている作品だな、と思います。

最近、うちのブログは「ゆるキャン 12巻 絵が変わった」で検索してやってくるお客さんがたくさんいまして、

www.google.com

確かにそう書いたんですけど、

作者の別作「mono」の新刊を読んだ際に「あれ、ちょっと画風変わったかな」「monoとゆるキャンで描き分けてんのかな」と思ったんですが、

「ゆるキャン△」の新刊もちょっと画風変わってきましたか?比較的キャリアの浅かった漫画家のヒット作が長期化するとよくある話ですけど。

上手いか下手かでいうと上手くなってますけど、人によってはだんだん好みの絵から離れていってるかもしんないね。

aqm.hatenablog.jp

人気になって連載が長期になればなるほど、この「テイストを変化させずに維持し続ける」のは難しいよな、という気もします。

新しい面白い漫画がどんどん出てくる中、新しい描き方を取り入れずに、ある意味「漫画家としての成長」を封印することが求められているわけで、けっこう酷な話だなと。

f:id:AQM:20211129172955p:plain

「ゆゆ式」12巻より(三上小又/芳文社)

「ゆゆ式」はいつ読んでもどの巻を読んでも同じように面白いですが、果たしてそんなことが可能なんだろうか、と思ったりもします。

自分は漫画詳しくないのでよくわからないですけど、実は変わって上達していってるんだけど、読者にそれと気づかせないとかね。

「おいしい関係」で好きなシーンですが、

f:id:AQM:20211129230338p:plain

「おいしい関係」8巻より(槇村さとる/集英社)

変わってないように見えて、そう見せるために、そう満足させるために必要な努力もあるんじゃないかと。

なんの話でしたっけ。

f:id:AQM:20211129173011p:plain

「ゆゆ式」12巻より(三上小又/芳文社)

そうそう、「ゆゆ式」は今巻も相変わらず面白いぞ、って話でした。

 

 

aqm.hatenablog.jp