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#2.5次元の誘惑 13巻 評論(ネタバレ注意)

あっちで最近実装されて、今巻を読んであらためて思ったけど、リリサのタマちゃんコスとキタサンブラック、「ザ・主人公」枠だけあってめっちゃ似てんなw

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先輩たちが卒業し、高校の一人漫画研究部として日々部室で二次オタ活動に勤しむ奥村(高2♂)。

学校が新入生を迎えたある日、漫画研究部のドアを叩く一人の新入生がいた。奥村と同じく古の名作「アシュフォード戦記」「リリエル外伝」とそのヒロイン「リリエル」をこよなく愛する彼女・天乃リリサは、キャラ愛が高じて高校生になったらコスプレイヤーになることを夢見ていた。

というボーイミーツガールから始まるコスプレ青春もの。

それぞれの葛藤を乗り越え界隈を騒がすコスプレチームとなったリリサたちは、話題のソシャゲ「マジョ娘」の新作コスプレを引っ提げて五新星・四天王がひしめく冬コミへ。

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「2.5次元の誘惑」13巻より(橋本悠/集英社)

冬コミ編、通称「コスプレ四天王」の一人「星月夜姫 編」と言って良いエピソードの後編。

過去のネットの炎上を経験した夜姫は、偽悪的に「注目されたいだけの作品愛・キャラ愛のない悪いコスプレイヤー」の仮面を被って長く過ごしてきた。

そんな夜姫に、冬コミで初めて直接遭遇したリリサは「そんなことない」と力説するが…

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「2.5次元の誘惑」13巻より(橋本悠/集英社)

「強敵」と書いて「強敵(とも)」と読み、言葉の代わりに拳で会話する、古のバトル漫画を始祖とする展開を繰り広げる漫画は数多ありますが、その亜種として、強敵(とも)と拳の代わりにコスプレで会話する青春漫画。

リリサが魔女のようになってしまった夜姫の心を溶かす様子を硬軟交えた描写でじっくりと。

こいつらコスプレしてるだけなんだけどなあ。泣けんだよなあ。

「キラキラ」というタイトルは多くの人にとって特別なタイトルですが、この作品にとっても100話を記念する特別なタイトルになりました。

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「2.5次元の誘惑」13巻より(橋本悠/集英社)

いい写真だ。

前巻を見るに、ここぞというところのカラー見開きは電子書籍の特権みたいね。色つけても作者の手間を度外視すればコストそんな変わらんしな。

巻の前半で冬コミ編が終わり、正月〜バレンタインの日常回。

主人公の過去のトラウマから来るパーソナリティを絡めて恋愛モードに。

普段はラブコメ色が薄い作品ですけど、人間関係の構造はほぼハーレムラブコメれすからね。

メインヒロインを推したいところなんですけど、

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「2.5次元の誘惑」13巻より(橋本悠/集英社)

みかりんが健気すぎてなあ…この子が傷つくところ見たくねえなあ…

あと独りハーレムラブコメの輪から自らの意志でハブられている、

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「2.5次元の誘惑」13巻より(橋本悠/集英社)

ののぴが今巻も可愛かったです。

 

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