いい表紙だな。
今巻末の次巻予告がコレなんですが、
あー、「千切れる」と「契れる」のダブルミーニングなのか!
母親を亡くし父親は刑務所、中卒で工場で働く主人公。
3つ下のブラコン妹の公立高の受験失敗と、職場での学歴コンプレックスがきっかけで、妹と一緒に通信制高校に通うことに。
事情を抱えたヒロイン、親の勧める名門校を蹴って通信制高校に。
2人は惹かれあいつつ、世代もバラバラないろんな同級生たちとの交流を通じて、卑屈だった自分と向き合って少しずつ成長していく青春恋愛もの。
序盤の2巻で女の子が陰湿な性暴力の被害に遭うシーンがあるので、そういうシーンを観ると気分が落ち込む人等はこの作品は読まない方が良いです。
主人公たち兄妹の父親が出所、紆余曲折ありヒロインを交えての面会中に主人公の父親が酔って錯乱、ヒロインに怪我を負わせてしまう。
信頼してくれていたヒロイン側の父親に「娘と別れてくれ」と告げられた主人公は…
主人公2人の別れから4巻が経ちまして、未だに尾を引き続けています。(話のメインなので当たり前ですが)
精神的に復活してタフになったヒロイン、もうあとはヨリを戻すにあたってキッカケと、別れを決意した主人公をオトす決め手があれば、というところ。
スピンオフで、主人公とヒロインの10年後ぐらいのラブイチャ結婚生活ものもやってて、
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復縁してハッピーエンドなのは見えてはいるんですけど、
とりあえず、よかったねえ、よかったねえ。
本作中では元・受刑者で出所してもアレな感じの父親が二人の関係に昏い影を落とします。
ヒロインと復縁するためにも、自分たち兄妹の出自であり今なお人生に影を落とし続ける、父親との決着を決意するが…
どうするんでしょうね、親父。
そもそも父親としての役割を果たす意志も能力もないし、子を必要ともせずに亡くした妻の幻影を見ているだけの父親なので、主人公が絶縁を迫ればあっさり絶縁できそうに見えますけど、人間はモノじゃないしね。
漫画の中の胸糞悪い要らない人間だからって、あっさり捨てちゃうのもの後味悪いよね、っていう。
作者は何か、この父親にも救済を与えようとしているようにも見えるんですが。
どうするんだろう。
最近、漫画を読んでいて「ダメ親(毒親)を見捨てる子ども」の話がよく目につく気がするんですが、実際そうなのか、昔からそうだったものを私が意識するようになったのか、たまたまなのか。
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