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#クプルムの花嫁 4巻 評論(ネタバレ注意)

「クプルム」ってなんだろう?と思って調べたらラテン語でcuprum 、英語のcopperで「銅」だそうです。

直訳で「銅の花嫁」というよりは、「妖怪・銅叩きの花嫁」という感じ。

新潟県 燕三条(三条市と燕市)。

『クプルムの花嫁』4巻より(namo/KADOKAWA)

モノづくりの職人の町で暮らすギャルで大学生・しいな(18♀)は、幼い頃から入り浸っている近所の銅器職人の工房の跡取り、幼馴染の修(20♂)にプロポーズされ、しいなの大学卒業を待って結婚するべく、婚約することに。

『クプルムの花嫁』4巻より(namo/KADOKAWA)

こわーい職人気質の修のジジババ、夏は暑く冬は寒い銅器職人の工房で、しいなは上手くやっていけるのか。

仏頂面で職人気質の男子と、無邪気で感情の起伏が豊かなギャルの、可愛らしい日常ラブコメ。

『クプルムの花嫁』4巻より(namo/KADOKAWA)

コロナ禍でご苦労されながらも取材に熱心な作者さんで、グルメも含めてご当地ネタも豊富。

昔気質の「職人の家」に嫁ぎつつも、近年の漫画でギャルに求められる「旧弊や人間関係の閉塞感を円満に打破する」役割をきっちりこなす、頼もしいヒロイン。

古風な家柄に風穴を開ける元気ヒロインという、ちょっとNHKの朝の連続テレビ小説風というか。

『クプルムの花嫁』4巻より(namo/KADOKAWA)

幼少期のしいなもかんわいいねw 『よつばと!』みたいw

20歳と18歳の初々しい新婚さんの可愛らしい生活と銅器職人の求道的な仕事ぶり・研鑽ぶりを中心とした日常回の他、今巻は、地元のお祭り・燕戸隠神社の春季祭礼をきっかけに幼少期のしいなと修のガール・ミーツ・ボーイ回想、

『クプルムの花嫁』4巻より(namo/KADOKAWA)

しいなが見学がてら染めた銅器の青い色に亡き義理の娘(修の母親)を思い出す爺ちゃん、しいなと修の初めての旅行・佐渡島観光編など。

昔気質で職人気質で不器用な爺ちゃんに、度々叱られつつも物怖じしないしいな。

孫の修とその嫁のしいなに、早逝した息子夫婦を偲んでダブらせつつも、厳しさは伝わっても思いやりはなかなか伝わらない不器用な爺さんが可愛いw

『クプルムの花嫁』4巻より(namo/KADOKAWA)

「新婚さんラブコメ」として可愛らしくありつつも、それ以上に職人の家を舞台にしたジジババとギャルの異世代間コミュケーションが、楽しく萌える漫画ですねw

 

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