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#スキップとローファー 6巻 評論(ネタバレ注意)

岩倉美津未(いわくら みつみ)、15歳。

「石川県のはしっこ」、学年8人の中学から、東大法学部卒・中央省庁官僚を経て地元の市長となる大志を抱いて、叔父の住む東京の「高偏差値高校」に進学。

『スキップとローファー』6巻より(高松美咲/講談社)

同級生8人の中学とはまったく違う大都会・東京の高校の人間関係、クラスメイトたちの「珍妙な田舎者」という視線が突き刺さる、予定に反してあまり順風満帆とは言えない高校デビュー・東京デビューと、思われた、が。

東京のクラスメイトたちは思ったより優しい良い人たちだった…

という学園青春もの。

『スキップとローファー』6巻より(高松美咲/講談社)

おう。よくがんばった。

「楽しい日々が始まったよ」

「きっと素敵な高校生活が待ってるよ」

と、まるで誰かを励ましているかのようで、タイムスリップして高校生活をもう一度過ごすのも悪くないなあ、なんて思ってしまいます。

俺も美津未のクラスメイトになりたいわ。

『スキップとローファー』6巻より(高松美咲/講談社)

ナオちゃんの独白は、読者が感じるある種の心理を代弁にもなってるんですけど、それを美津未にぶつける気はカケラもないナオちゃんは偉いし、ナオちゃんの友人がまた、良い友人ですよね。

前巻の恋バナモードを引き継いだまま、季節は年明け、バレンタインデー、ホワイトデー、そして春休み、高校1年生の終わり。

地方から出てきたばかりの美津未ともすぐ仲良くなってくれた楽しく優しくしてくれたクラスだったので、クラス替えがあるのが残念だし、2年になったらどんなクラスか不安です。

『スキップとローファー』6巻より(高松美咲/講談社)

美津未もさることながら、優しくて楽しい奴らながら、それぞれ少しずつ不器用なところを持った子たちなので、結月・誠・ミカがそれぞれ新しいクラスに馴染めるかどうかも心配。

ってワシゃ何目線なんだ。

3巻ぐらいまでは美津未と志摩くん以外は名前を憶えられなくて、心の中で「ギャルさん」「メガネさん」「カーストさん」と呼んでたんですけど、名前も憶えてしまいました。

『スキップとローファー』6巻より(高松美咲/講談社)

こういうことを考えるのは自分の悪い癖なんですけど、6冊で1年生編が終わったということは、18巻ぐらいで卒業・完結でしょうか。

タイトルも『スキップとローファー』だしね。

まあ、時間の流れを作者の意のままに引き伸ばしたり省略したりできるのも

連載期間が長いのに、作中で時間が経たないマンガ

「鬼滅の刃」の16巻の途中から最終23巻の途中までは一晩の夜明けまでの出来事で、作品全体の大体3割ぐらい

2022/02/12 17:00

b.hatena.ne.jp

漫画のいいところなんですけど。

『スキップとローファー』6巻より(高松美咲/講談社)

なんだか自分がクラス替えするみたいにドキドキしますねw

 

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