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#転生したらスライムだった件 24巻 評論(ネタバレ注意)

「なろう系の異世界転生もの」の中で商業的にトップクラスの成功を収め人気を博している作品。

サラリーマン(37)が刺されて死んで異世界に転生したらスライムだったけど、付与された特殊能力で強力な魔物スキルをガンガン吸収してスライムにして最強、人型にも顕現可能に。

『転生したらスライムだった件』24巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

リムルを名乗り、多くの魔物を配下にジュラの森の盟主となり「魔国連邦」を建国。

魔王に覚醒したリムルのもと、既存の複数の魔王国家勢力、人間国家勢力、宗教勢力との武力紛争も魔国連邦が勝利、もしくは和解する形でひと段落、人間・亜人・魔王、それぞれの列強に新興国として認められ、外交チャネルをオープン。

魔国連邦の諸国に向けたお披露目と式典外交を兼ねた「開国祭」の開催、その前夜。

『転生したらスライムだった件』24巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

じっくりやってて、前巻読んだ時は「次巻は開国祭か」と思ったんですが、今巻終わってもまだ開国祭が始まってませんw

開国祭に向け賓客・招待客が続々と詰めかけ、それぞれとの事前の会談で外交をやったり、再会があったり、新たな出会いがあったり、狼藉者の闖入もあったり。

『転生したらスライムだった件』24巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

今巻からにわかに、同じく現代日本からの転生者「勇者マサユキ」にスポットが当たり、開国祭の飛び入りゲスト的なポジションに。

溜めの巻というか、少年漫画的なイベントはほとんど起こっていませんが(それは前巻も前々巻もそうなんですが)、開国祭本番でカタルシスが弾けるのが楽しみな前フリ・伏線が着々と、という感じ。

『転生したらスライムだった件』24巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

本編のボリュームは過去巻並みですけど、電子版はページを90ページほど増やして、巻末に…これは魔王クレイマンのスピンオフの第1話かな?が宣伝がてら。

Amazonのレビューが「余計なもん付けるな」的に妙に荒れてましたね。

「タダで90ページ増やしてオマケつけてんなら別にいいんちゃうん」

と思ったら、今巻の値段が紙書籍に合わせて前巻・前々巻よりちょっと値上げされてて、うーん…という感じw

『転生したらスライムだった件』24巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

なお、読んでないので作品内容を腐す意図は全然ないんですけど、自分もそもそもクレイマン全然好きじゃないので、読むのはパスしました。

増ページで宣伝がてら他作品の第1話を載せるのは『ザ・ファブル』でもあって、

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そっちは『ファブル』のアシスタントからデビューした新人の先生の新規オリジナル作品で、読んだら面白かったんだけどね。

最近、講談社はこういうやり方好きよね。正直、あんま主流になって欲しくはないけど。

『転生したらスライムだった件』24巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

まあそんなことより、本編の方は引き続き次巻も楽しみです。

大陸の強者たち・列強がどんどんリムルと魔国連邦の味方・仲間・友人・盟友になっていく展開は壮観で、国の在り方としても理想的だなと思う反面、

「そのうちこの漫画、戦う相手がいなくなりそうだな」

とは、ちょっと思ったりw

 

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