#AQM

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#ウマ娘 プリティーダービー #うまむすめし 2巻 評論(ネタバレ注意)

関係ないけど、ナイスネイチャのフィギュア予約しちゃったよ。

発売は来年8月、27,000円。

お前らも買えよ。

さて。

実在の競走馬を美少女擬人化した育成ソシャゲ『ウマ娘』の派生コミカライズ。

タイトルのとおり「ウマ娘×ごはん(グルメ)」の日常もの。単話ごとにエピソード主人公が替わっていくオムニバス形式。

『ウマ娘 プリティーダービー うまむすめし』2巻より(浅草九十九/Cygames/小学館)

なに君たちカップルみたいだな。シアターから出てくるポーズがそれぞれ完全にカレシとカノジョなのよ。

愛すべきキャラたちのほのぼの可愛らしい日常が垣間見える、まあ公式(商業)二次創作。

「グルメもの」と「学園もの」は人気作品の公式スピンオフの定番です。

美味しそうな食事と、それを美味しそうに食べる人、というのはなにかこう、心が癒されるものがありますね。

『ウマ娘 プリティーダービー うまむすめし』2巻より(浅草九十九/Cygames/小学館)

あっ俺もサンマ食べたい。今日はサンマの塩焼きにしよう。

えいえいむんは相変わらず可愛いね。

『ウマ娘』ファン以外から見たら毒にも薬にもならないような他愛のない漫画なんですけど、毒にも薬にもならないような他愛のない『ウマ娘』の漫画をお金を払って読んで癒されたい読者というのは居て、例えば私です。

大事に預かったウマ娘たちを丁寧に、とてもキュートに活き活きと描かれる漫画家さん。

『ウマ娘 プリティーダービー うまむすめし』2巻より(浅草九十九/Cygames/小学館)

オペラオーは何を語っても語尾に「そして美しいボク!!」を付けさえすればオペラオーらしくなってしかも面白いのはちょっとズルいよなw

「一読者としてウマ娘のファンアイテムの公式グルメスピンオフに求めること」

は、ぶっちゃけ

・ウマ娘たちを可愛く描くこと

・(世界観やキャラ属性を壊すような)余計なことをしないこと

で、そういう意味でこのコミカライズの1巻は、深いキャラ理解が支えるクオリティの高い画面、超当たり作画。ハイレベルでプロフェッショナルな「普通」、文句のつけようがありませんでした。

『ウマ娘 プリティーダービー うまむすめし』2巻より(浅草九十九/Cygames/小学館)

とにかく辛いもの食べたいエルに付き合わされるグラス、というウマ娘定番ネタに、わさび丼。和風好きなグラスらしい良いチョイス。

わさび丼(わさび飯)、『ローカル女子』でも静岡(オクシズ)の名産・名物料理として登場して美味しそうだったんですけど、一回食べてみたいなあ。

『ローカル女子の遠吠え』6巻より(瀬戸口みづき/芳文社)

2巻も引き続き、強いて作家の新解釈や新カップリングなどの「爪痕」を残そうとすることなく、「流れに逆らわないコミカライズ」というのか、定番ネタ・定番カップリングを織り込みつつ、ウマ娘は可愛らしくあるいはかっこよく、ご飯は美味しそうに、食べる姿も美味しそうに、関係性は仲睦まじくほのぼのと、「素材の味」を活かしたとてもクオリティの高い「普通」。

『ウマ娘 プリティーダービー うまむすめし』2巻より(浅草九十九/Cygames/小学館)

キャラものながら食べ物と食べる姿が美味しそうに丁寧に描かれていることと、なんというか「百合のはるか手前」ながら、「かっこいいのと、可愛いのと」という「カップル力」の高い組み合わせが多いなあ、という印象の2巻でした。

「カップル力」の高い組み合わせ、といってももともとウマ娘定番の組み合わせではあるので、そこをあらためて読者に意識させるのは、

『ウマ娘 プリティーダービー うまむすめし』2巻より(浅草九十九/Cygames/小学館)

演出やセリフ回し、描写の為せる業なんでしょうね。

なんか露骨に「百合狙い」の二次創作よりも、本人たち無意識なのにラブく感じる。

 

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