#AQM

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#クソ女に幸あれ 1巻 評論(ネタバレ注意)

大丈夫かなこのタイトルw ブログやSNSのプラットフォーマーに誤ペナ喰らったりしねえよなw

大学1年生の秋吉直(あきよし すなお♂)は中学時代、幼馴染の同級生・西川檸檬(にしかわ れもん♀)と付き合ったが、

「4股かけてる」

と告げられ、別れた。

『クソ女に幸あれ』1巻より(岸川瑞樹/集英社)

大学進学で上京、現在は映画サークルの小河原菜摘(こはがら なつみ♀)先輩に片想い中。

サークルの飲み会会場の雑居ビルのエレベーターで元カノ・檸檬と偶然遭遇。

その夜、寝て朝起きると、直と檸檬は身体(精神)が入れ替わっていた。

檸檬と情報交換するなどしてわかったことは、身体の入れ替わりは1日おきに交互に起こること、そして檸檬は憧れの菜摘先輩と高校時代のバイト以来の親友で、現在の東京暮らしのルームメイトだった…

『クソ女に幸あれ』1巻より(岸川瑞樹/集英社)

という、男女入れ替わりもの+三角関係ラブコメ。

『君の名は。』のパクリというほど『君の名は。』のオリジナルでもない、青春ラブコメの伝統芸能というか。筒井康隆?大林宣彦?もっと前から?

マドンナが居たり、マドンナが「中身が女」状態の男を好きになっちゃうのもお約束っちゃお約束。

目新しいのは、入れ替わり相手が「ビッチでギャル」な元カノであることと、ヒロインとマドンナが同居の親友で「中身が男」の時の絵ヅラが非常に百合っぽくなる点w

『クソ女に幸あれ』1巻より(岸川瑞樹/集英社)

「ビッチでギャルな元カノ」と言いつつ、4股発言は嘘だったことが早くも示唆されている、いわゆる「清楚系ギャル」。

・なんで入れ替わるの

・なんで4股なんて嘘ついたの

あたりが、作品の謎というかキモに。

ただ「なんで入れ替わるの」は説明されない作品の方が多いんですかね。流れ星に願ったからなんかな?

『クソ女に幸あれ』1巻より(岸川瑞樹/集英社)

現時点で読者投票で

「檸檬と菜摘先輩、どっちが主人公とくっつくと思いますか?」

と尋ねたら、8割型「檸檬」と答えそうな漫画。

『みゆき』でほとんどの読者が「本命はみゆきじゃなくてみゆき」と思ってたのとちょっと似てます。

檸檬も菜摘先輩も二人とも可愛いんですけど、ミステリアス要素がない分「不利」な菜摘先輩びいきで読もうかな。

『クソ女に幸あれ』1巻より(岸川瑞樹/集英社)

媒体がジャンプ+であること、主人公たちが高校生ではなく大学生に設定されていることなどから、微妙に「少年誌コード」から逸脱した展開を期待してしまいますが、どうなんでしょうか。

「なんで入れ替わるの?」次第で話の重さ軽さがゆくゆく変わってくるとは思いますし、1巻読んだだけだとまだ海のものとも山のものとも知れませんが、男性向けの青春ラブコメは何はなくともヒロインが魅力的でありさえすれば作品としては割りとどうにかなっちゃうし、「どうにかなっちゃうだろう」「読もう」と思わせるぐらい、ヒロイン&マドンナが可愛くて良いですね。

『クソ女に幸あれ』1巻より(岸川瑞樹/集英社)

ジャンプラの連載、追いかけよ。

 

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