位置原光Zによるオムニバス短編集。艶っぽくて良いタイトル。
昨年はアダルト向け漫画誌「快楽天」(ワニマガジン社)に連載されたショート漫画をまとめた単行本『青春リビドー山』がKADOKAWAが出ましたが、
aqm.hatenablog.jp
今作は白泉社の恋愛・ラブコメ漫画専門誌「楽園 Le Paradis」連載の短編をまとめた単行本を同じく白泉社から。
同作者の過去刊『性懲りショートステイ』の続巻と言って良いと思います。
aqm.hatenablog.jp
「楽園 Le Paradis」誌を直接は読んだことないんですけど、位置原光Z先生の白泉社の単行本はなぜかセリフが写植じゃなくて手書きなんですよねw
ジャンル?作風?は、出版社・単行本を問わず「エロ下ネタギャグラブコメ」でいいのかな?という感じ。
いわゆる「18禁」要素というか「濡れ場」や「ハダカ」は出てこない、まあ言ったら若い男女のシュール・ナンセンスな会話劇なんですけど、ほとんどの短編においてその若い男女が終始ムラムラしながらアホみたいな会話をしていて、笑えるのにエロいですというか、エロいのに笑えますというか。
性的でナンセンスな一言から始まるトンチキ会話芸、というのが一つの型なんですけど、
自分この作者の単行本全部持ってるんですけど、展開が似てくる一つの型でありながらネタのバリエーションが豊かというか、
「次から次へとよくネタが浮かぶな〜」
と感心する系と言う意味で、ちょっと『姫様拷問』も思い出します。
アダルト誌の「快楽天」系に比べるとラブコメ誌の「楽園」系は気持ち「ラブコメを意識」しているの、か?気のせいか?という。
面白くてエロいんですけど、あとムラムラしてる男女がなんか一生懸命で可愛いんですよねw
短編集なんで初登場で出番が短いキャラばっかりなんですけど、
なんかお気に入りキャラになっちゃうっていうw
aqm.hatenablog.jp
aqm.hatenablog.jp
akibablog.blog.jp