#AQM

あ、今日読んだ漫画

#姫様“拷問”の時間です 15巻 評論(ネタバレ注意)

国王軍と魔王軍が衝突する世界。

国王軍の王女にして第三騎士団の団長・姫は、意思を持つ聖剣エクス(ツッコミ役)と共に魔王軍に囚われの身となった。

戦局を有利に導くべく、魔王軍はあらゆる手を使って敵の幹部である姫から秘密の情報を引き出そうとする…

『姫様“拷問”の時間です』15巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

何を言っているの?

という、ファンタジー世界を舞台にしたゆるーいコメディ漫画。

タイトルにも作中のセリフにも「拷問」という物騒な単語が踊りますが、中身はストレスなしのギャグコメディ。半分は実質グルメ漫画。

あとはもう黄金のワンパターンの手を変え品を変えの繰り返し。牧歌的で微笑ましい馴れ合いの世界。登場人物が全員なにかしらポンコツです。

『姫様“拷問”の時間です』15巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

何をやっているの?

ワンイシュー・ワンパターンですぐ飽きられるはずの定型フォーマットをあの手この手でバリエーションを持たせることに血道を上げる作風。

毎話すべての登場人物の言動が本末転倒なのに、全員が本末転倒であるが故に調和してしまっていて「その手があったか」「そんなのアリなのか」「一体なにを読まされているんだ」と驚きと唸りと笑いで迎えられる作品。

『姫様“拷問”の時間です』15巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

「ワンパターンか」と言われれば「ワンパターンだ」と答えざるを得ないんですけど新規性を持ったバリエーションは豊かで、

「新規性を持ったバリエーションが豊かならワンパターンではないのでは?」

「ワンパターンってなんだ?」

ってなります。「予定調和」ではあるんですけど。

『姫様“拷問”の時間です』15巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

そうは言っても「拷問」ネタも無限ではないわけで、キャラが増えた分、各キャラの持ちネタ(定番ネタ)や新ネタなどの「拷問以外」のエピソードの比率が、1巻当初と比べるとだいぶ増えている気はします。カウント調査したわけではないですけど。

なんですけど、この「拷問以外」エピソードが制約から解放されて弾けてたり、ユルんでたり。

作品コンセプトは多分に「『姫様“拷問”の時間です』大喜利」のキレで勝負してきた的なギャグコメ漫画ですけど、

『姫様“拷問”の時間です』15巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

「(一般的な感覚で)拷問になってなくていい」

「というか別に拷問じゃなくていい」

「別に"姫様"が登場しなくてもいい」

「別にギャグコメじゃなくても(ほっこりエピでも泣けるエピでも)いい」

になりつつある、もう当初のコンセプトの要素が全然なくても、そのことすらメタに面白い、ってズルいよなあ、っていうw

「コタツの心地よさの誘惑」とか、それで拷問ネタ1本できるだろw

『姫様“拷問”の時間です』15巻より(春原ロビンソン/ひらけい/集英社)

なんでトーチャー実家ネタなんだよwww

 

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