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あ、今日読んだ漫画

#転生したらスライムだった件 26巻 評論(ネタバレ注意)

「なろう系の異世界転生もの」の中で商業的にトップクラスの成功を収め人気を博している作品。

サラリーマン(37)が刺されて死んで異世界に転生したらスライムだったけど、付与された特殊能力で強力な魔物スキルをガンガン吸収してスライムにして最強、人型にも顕現可能に。

『転生したらスライムだった件』26巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

リムルを名乗り、多くの魔物を配下にジュラの森の盟主となり「魔国連邦」を建国。

魔王に覚醒したリムルのもと、既存の複数の魔王国家勢力、人間国家勢力、宗教勢力との武力紛争も魔国連邦が勝利、もしくは和解する形でひと段落、人間・亜人・魔王、それぞれの列強に新興国として認められ、外交チャネルをオープン。

魔国連邦の諸国に向けたお披露目と式典外交を兼ねた「開国祭」の開催。

『転生したらスライムだった件』26巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

前夜祭のレセプションパーティを経て、開国祭の本番当日。

これまで登場した列強各国の王族・貴族、国家元首級のネームドキャラが一堂に介しての壮麗な宴。

ちょっといろいろ順風満帆・盤石すぎたり、他国に誇る技能や才能や成果が「突然都合よく現れ」すぎるキライはあるものの、「バトルもの」「戦争もの」というより「建国ファンタジー」という色が濃くなってきて、「上手くいってる時のシミュレーションゲームのワクワク感」みたいで読んでて楽しいですねw

『転生したらスライムだった件』26巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

開国祭のメインコンテンツの一つ、武闘大会が開幕。

テンペスト幹部代表としてトーナメントに参加し準決勝まで駒を進めたゴブタ。

その反対側の準決勝には剣を抜かぬまま勝ち進んできた勇者マサユキ。

今巻前半で武闘大会の決勝戦の決着まで。

まあ、あの、メンツの時点でちゃばn

『転生したらスライムだった件』26巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

真価と旗色が不鮮明だった勇者マサユキの、真意と今後の立ち位置がある程度確定。

「重要なポジション」というよりは、「便利に使われそうなキャラ」ですねw

来訪目的が不明だった、魔導王朝の天帝サリオンとの会談と関係構築を挟んで、巻の後半はテンペストの新・観光名所となるダンジョンのお披露目。

このダンジョン、建国祭が終わっても出番あんのかなw

ストーリー的には、あまり尺が割かれなかったサリオンとの同盟締結以外は、あってもなくてもいい話というか、全体的にあまり重要じゃない茶番エピソードなんですけど、お祭りらしくわちゃわちゃしててなんか楽しそう、という。

『転生したらスライムだった件』26巻より(川上泰樹/伏瀬/講談社)

建国祭の表面・エンタメ面が消化されて、次巻は建国祭の裏面・通貨危機を煽ってきた勢力との経済戦の話になるっぽい、のかな?

 

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