#AQM

あ、今日読んだ漫画

#幼女戦記 大隊野史~Another Story of the Battalion~ 1巻 評論(ネタバレ注意)

サラリーマンがリストラ逆恨みで殺されて成仏の際に神に反抗した罰で、近代欧州っぽい異世界、WW1前のドイツそっくりな帝国の魔導師の素質持ちの女児に転生。

『幼女戦記 大隊野史~Another Story of the Battalion~』1巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

戦勝と栄達と安穏な後方勤務を夢見つつ、少佐の階級、エース・オブ・エース「白銀」「ラインの悪魔」の二つ名、第二〇三遊撃航空魔導大隊大隊長として、戦場の空を支配する主人公ターニャ・デグレチャフ11歳。12歳になった。

作画の東條チカ先生は、二毛作で『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のスピンオフ・コミカライズも同時連載で描き始めましたが、力が分散するどころか、なんか却って『幼女戦記』の筆圧も上がってるようなw

その『幼女戦記』の番外編的な短編エピソードを収録した、短編集。

『幼女戦記 大隊野史~Another Story of the Battalion~』1巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

29巻の感想で

最近「後世の記者が十一番目の女神の謎を追う」エピソードが挿入されないことが増えましたね。

アレ好きなんで、またたまにやって欲しいな。

aqm.hatenablog.jp

とか書いたんですが、本編単行本から切り出して短編集に収録することにしただけだったっぽいですね。

そら近刊に収録されてないわけだわw

『幼女戦記 大隊野史~Another Story of the Battalion~』1巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

原作・作画とも本編と変更なく、(別作家が描くことが多い)「スピンオフ」というよりは、やはり「番外編の短編集」。

Wikipediaによると

ja.wikipedia.org

原作が2013年から、コミカライズが2016年からということで、原作は10周年済み、コミカライズも8年目ですか。

近年の異世界転生ものの始祖ではなかったと思いますが、ブームの割りと黎明期から居た、「異世界転生もの」の老舗、というイメージあります。

正確なところはどうなんだろ。今の異世界転生ものブームっていつから始まったんでしたっけかw

『幼女戦記 大隊野史~Another Story of the Battalion~』1巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

本編の展開に影響しない日常や裏話が中心の、番外編の短編集ということもあって、戦闘シーンがない代わりに肩の力を抜いたコメディ要素が強いエピソード群。

あとキャラの過去エピソードによる深掘り。

大排気量エンジンを低回転で流して走る余裕しゃくしゃくのクルージングという感じで、本編と比べて決して「情熱的な」「渾身の」と形容できる内容ではないですが、この原作者にはこういう作風が似合うし、作画の先生も普段描かないモチーフ(女装?するターニャや背景の「お花」)を楽しそうに描かれてますねw

『幼女戦記 大隊野史~Another Story of the Battalion~』1巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

その分、この原作者特有の、戦争と平和の両方に対する、というより人間に対する皮肉っぽい視点と戯画的な描写が、本編よりも浮き彫りになってるような印象もあります。

「キャラより作者が前面に出てる」とでもいうのか。

自分はもともと戦記もの・バトルものの日常パートが好きなタチですし、前述の通り未来回想・エピローグ断片・展開予告的な「十一番目の女神」エピソード大好きなので大歓迎。

本編の先々の展開を想像するのが楽しくなります。

『幼女戦記 大隊野史~Another Story of the Battalion~』1巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

地味に表紙のタイトルにローマ数字の「Ⅰ」表記も添えられてますし、2巻も楽しみです。

 

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