#AQM

あ、今日読んだ漫画

#劇光仮面 6巻 評論(ネタバレ注意)

「こんな奴いたっけ?」

と思ったら、今巻からの新キャラでした。

「こいつのコスプレだけなんか90年代以降じゃない?」

と思ったら、その由来も今巻で描写されてました。

主人公たちだけじゃなくて、いろんなヤベー奴がいるなあ…

『劇光仮面』6巻より(山口貴由/小学館)

『シグルイ』の作者の現作。

実相寺二矢(じっそうじ おとや)、29歳、職業アルバイト、造型師?

大学時代のサークル「特撮美術研究会」通称「特美研」において、特撮美術の魅力、その「劇しい光」に取り憑かれた彼らは、「コスプレ」というよりは「パワードスーツ」と呼ぶべき機能を備えた特撮ヒーロースーツ「劇光スーツ」をメンバー全員分自作し、自警パトロールや社会貢献活動に勤しんでいた。

『劇光仮面』6巻より(山口貴由/小学館)

実相寺は自警パトロール活動中、不良少年たちの傷害事件現場に行き合った際の制止の最中、事故で相手を失明させてしまい自らも傷害犯となり執行猶予付きの有罪判決を受け、サークルも強制解散。

それから6年、アラサーとなった特美研メンバーがそれぞれ就職し結婚準備を始めるなど新しい生活を歩く中、実相寺は独り、アルバイトで生計を立てながら身体の鍛錬と劇光スーツのメンテを怠らず、再びヒーローとして「劇しい光」に出会う機会を求めて雌伏していた…

『劇光仮面』6巻より(山口貴由/小学館)

外形的には20〜30歳の大人になっても「ヒーローごっこ」から抜け出せない若者が、その特撮ヒーローへの強烈な憧れ・情熱・狂気によってカルト的な活動に傾倒し、社会にわずかに存在する同好の士と価値観を共有し合っている、そんな話にも見えます。

しかし、実相寺のヒーロー願望に呼応するように怪奇事件が発生、超常的な能力を持つ「怪人」が顕現。

その正体は、東南アジアの未知のウイルスを基に開発された、旧日本軍が開発した生体兵器「人龍」だった…

というエピソードが前巻で決着。

『劇光仮面』6巻より(山口貴由/小学館)

今巻からは、生体兵器のさらなる生き残りや、「人龍」をも上回るさらなる超常的な新たな敵が…と思ったら、打って変わって現代社会的で重度に変態的なストーカー犯罪との対峙。

生体兵器との格闘で重傷を負い右目の視力を失ったりまは、ヒーローとしての活動を諦め、大手玩具会社の仕事を通じて特撮ヒーロー番組の制作に全力を注ごうとしていた。

しかしそんなりまを付け狙う、高知能で重度に変態的なストーカーの影が…

ということで新章突入。

SF的だった前のエピソードからリアリティラインがグッと上がって「警察が捌けない犯罪」との対峙に。

『劇光仮面』6巻より(山口貴由/小学館)

SFから社会的・自警団的なモチーフに、振れ幅がこう、逆に「なんでもアリ」になりましたねw

何が怖いって、実相寺たちが既に「人龍」事件を「そういうことも起こり得る」と特に深掘りするでもなく、精神的に消化済みなのが怖いわw

「常在戦場」感というか。

新たに対峙するのは計画的かつ執拗なストーカー、巧妙に偽装されて「警察が捌けない犯罪」のの類で、正に自衛的・自警団的な活動。

彼らの武装は過剰防衛というか違法だろソレw感ありますけど、官僚的な警察組織では対応できない旨を、メンバーに現役警察官がいて追認してんのがちょっと面白く感じました。

いいんかいwっていう。

『劇光仮面』6巻より(山口貴由/小学館)

新たな怪人は今のところ「戦闘能力」未知数ですけど、そもそもあのコスプレというか鎧を着て、動けるんですかねw

 

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