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#さよならフットボール 1〜2巻【完】 評論(ネタバレ注意)

「時間が経てば経つ程 私だけが 取り残されていくみたい…」

「私はなんで女なの」

作者が「四月は君の嘘」の前に描いてたサッカー漫画。ヒロインの恩田希は「四月〜」を挟んだ次々作「さよなら私のクラマー」にも引き続き主人公の1人として登場。

男子に交じってサッカー部で練習し、フットサルで野次ってきた観客に飛び蹴り食らわして「藤一のカントナ」と恐れられ出入り禁止を食らう、ちょっとバカな女子中学生ファンタジスタ・恩田希の新人戦1回戦にかけた青春。2冊で密度濃く。

なんかちょっとジブリや細田っぽいなコレ。

女子サッカー漫画っていうと「あしがる」「クラマー」以外にも検索するとけっこう見つかるけど、小学校〜中学校にかけて男子に交じってプレイしてた女子が成長期に徐々に男子とフィジカルに差がついて…

っていうと「俺たちのフィールド」のヒロインの愛子を思い出しますね。

チームで一番練習してチームで一番上手いのに試合に出られない希の最後の執念。

終盤の希、男子とか女子とか超越して、vs沢北んときの流川みたいなってんぞ。めちゃくちゃかっこいい。

「ベッケンバウアーに出来て私に出来ないってことはないわ!!」

やべえ熱い。これは泣く。

 

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