「傍にいられなくていい…二度と会えなくていい…
たとえこの手足が千切れようと…
身が果てようと切春の明日のために…
それが…今の私の存在理由で…
私に恋を教えてくれた切春に…
私が彼女として できる全てだ…!!」
自然放電できず体内に電気を溜め込んでしまう「帯電体質」でぼっち気味の少年・切春。政府直属の組織「賢人機関」の同じ体質の残念な綾波レイみたいな美少女エージェント・薙原桐緒にスカウトされ、人類に反旗を翻し四国を占領したAIの戦闘マシンと戦うスライダーに。という能力バトルもの。
前巻最後でAIマシンであることが発覚した薙原。本人もびっくり。AIである自分と、切春に恋する自分の狭間で戸惑う。能力バトルに、人と恋に落ちたAI美少女の要素が加わった感じ。
重傷を負い東京の元の生活に帰される切春。死力を尽くす薙原の絶体絶命のピンチに切春は…
悪くないんだけど、まだ本領発揮してない感があるのはなんだろう。
戦闘描写を脇に置きがちなせいで作者のさじ加減次第なのが透けて見えて、超えられるハードルが置いてあるように見えてちょっと緊迫感に欠ける気が。
個人的には少年と人外少女の恋とか大好物なので、期待してます。
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