「…私達はずっとここにいます
私達のクラウドAIを保持するサーバーが生きている限り」
「ここにいます」
人類が滅びた地球?をウロウロする、メイド服の少女"蘇芳"と喋るハスキー犬"ミュート"のハートフルなお料理グルメ・ロードムービーもの。褐色の肌に銀髪のボブカットのライフル銃を背負ったメイド服の少女と、巨大なシベリアンハスキー。2人とも「ロボットの人」なんだそう。ご飯も食べます。
休眠状態の間に人類は滅び、行方知れずになった創造主にして設計者の「ご主人様」を探して旅する2人。旅の途中で出会ったデザインチャイルドとロボットの人の組み合わせの旅人たち。
地熱発電所での温泉回、保守ロボットとの短い交流。蘇芳の怪我と治療、「ご主人様」の師匠との邂逅。デザインチャイルド達の旅の行方。鉄道発着駅の宿屋、人型人工生命を憎む青年。ミュートの抱える秘密の一端も明らかに。
作品を通底する滅びた世界の哀愁と出会いと別れを繰り返す旅程の寂寥。良い意味で「少女終末旅行」を思い出します。ジャンルも一緒ですし。
あの作品ほど絶望的な状況ではないですが、チトとユーリは最後まで一緒でしたけど、この1人と1匹もそうだと良いんですけど。
aqm.hatenablog.jp
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