「見ての通り最初はかなりいいスタートを切れたんだ!」
「(えっ!?)」
「(うまくいった部類だったのかこれ…!!)」
17歳の時以来、昏睡状態だった叔父が17年ぶり目覚め「異世界に行ってた」と自称、半信半疑の甥(主人公)の目の前で魔法を使って見せた。
回想シーン(魔法映像再生)の中の叔父さんは、オークと勘違いされ迫害されながらも異世界で度々世界を救う活躍をし、そして美少女たちと恋愛フラグを立てまくるも、ツンデレをただの嫌がらせだと思ってフラグをベッキベキにへし折りまくりだった。
異世界もののお約束をひっくり返してすれちがいギャグにする、少々ハイコンテクストな「逆・転生もの」とでも呼ぶべきギャグコメディ。
今巻でおじさんが異世界転生時に神から与えられた意外なギフト(能力)と、転生直後からエルフ騎士との出会いが判明。あと意外な「第3のヒロイン」登場。
置かれた境遇の悲惨さとヒロインズの可憐さが、叔父さんに対してまったく効いてないのが効いてる。どんどん深堀りされるヒロインズの魅力が全て無駄なのが笑える…と思わせて、「記憶を消す魔法」が後々キーになるのかな、とか。
普通「泣ける話」で使われがちな能力ですよね。
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