「…潔清子が、生徒会長にふさわしいかどうかは、私にはわかりません、
でも、これが私の友達の、"きょーちゃん"です」
清楚でクールな美貌を持ちながら重度の人見知りで他人とマトモに会話できず基本ジェスチャーと筆談の声優要らない系ヒロイン・古見さんと、平凡ながら温厚で優しい性格とぶっちゃけ隣の席だっただけの只野くんのコミュ症ラブコメ。
コミュ症な古見硝子、ただの人の只野仁人、幼馴染の長名なじみみたいな感じで、人となりが名前に表れたネームドのクラスメイトがたくさんいる漫画。
主役2人がくっついてしまうと作品が終わってしまうので、というわけでもないでしょうが、今巻は大部分のページをそんなクラスメイトの1人、正義感が強く重度の潔癖症なメガネ女子・潔清子の生徒会選に割きます。
少年漫画に出てくるPTAの教育ママをそのまま高校生にしたようなおよそ少年漫画の読者に愛される要素がなさそうに見える彼女と、クラスメイトたちの不器用で心温まる奮闘記。
ギャグ向けに極端なキャラ付けされた多すぎるクラスメイトたち、という印象でしたけど、彼らを使って読ませるとことギャグ・コメディの緩急を使い分けて、いい青春ものを描く人だなー。
aqm.hatenablog.jp