「スパイの家」の原作者の、作画担当を替えた現作。大坂夏の陣の終戦後、ヨーロッパに渡ったサムライ傭兵火縄銃スナイパーの戦記もの。
親方の仇を求めて形見の名銃をひっさげて冬王フリードリヒ5世の弟ハインリッヒの軍に従軍してスペイン軍、バイエルン軍と戦う。日本名は猪左久。
前巻でカタストロフが起こり、主人公一行は散り散りに。
なりゆきでフリードリヒ5世の苦難の逃避行の供をするゼッタ。
ヴァレンシュタイン将軍に囚われたハインリッヒ。
合流しハインリッヒの奪還を企てるクラウス、エリザベート。
単独行となったイサックと、彼を付け狙うロレンツォの一騎打ち。
主人公たちの流転具合がすごいというか、「話がこの先こう転がっていくんだろう」と予想したとおりにならなさ加減がすごい。
ロレンツォの凄い執念ですけど、彼が最終的にやりたいこと考えるとそこまでのアレか?という気がしないでもない。物語のベクトルがなんとなくオランダの方に向きつつ、次巻はイサックも合流してハインリッヒ救出作戦の模様。
スナイパー主人公のイサックが強キャラすぎて、とうとう火縄銃を取り上げられてしまった。
あとエリザベートがポンコツ可愛いんだけど大丈夫なのこの人w
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