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#ライドンキング 4巻 評論(ネタバレ注意)

中央アジアの小国・ブルジア共和国の独立を武力で勝ち取った建国の英雄、終身大統領、アレクサンドル・プルチノフ。その武闘派大統領がテロ襲撃のどさくさでファンタジー異世界に飛ばされてしまう。

平たく言うと「プーチンが異世界でワイバーンを飛び蹴りで撃退」のシュールな出オチ漫画。

亜人種を従えて城砦を築いて辺境の王となったプルチノフ。その頃、人間の都市ゴルドーは3人の最強種・魔族に襲来され、ツンデレ姫も一騎討ちの末に敗死。大量の難民がプルチノフの城砦に。

憂慮したプルチノフは魔族の長と直接交渉すべく少数精鋭で魔境へ旅立つものの、魔族の侵攻ルートを逆に辿ったダンジョンで門を守る巨大な二つの影が…

と、門番とのバトルはあるものの魔族との直接対決はなく、繋ぎと下ごしらえの巻。

出オチシュールギャグのふざけた漫画のイメージが頭から離れないんですけど、結構細かい設定がされてたり絵も気合い入ってたり、準ヒロイン枠の敵方のツンデレ姫が死んでしまったりと、割りとシリアス展開。

増えた登場人物たちの印象も主人公の存在感で掻き消されてる感じもあって、読んでてどういう漫画なのか、先入観が邪魔して軸を捉え損ねてんな俺、という感じ。

 

ライドンキング(4) (シリウスコミックス)

ライドンキング(4) (シリウスコミックス)

  • 作者:馬場康誌
  • 発売日: 2020/04/23
  • メディア: Kindle版

 

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