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#よふかしのうた 5巻 評論(ネタバレ注意)

少年・夜守コウ(14)はふとしたきっかけで「上手くやれていた中学生活」が嫌になり不登校に。ある夜、夜の散歩で街を放浪していると「夜と不眠」に一家言持つ謎の美少女・ナズナに声をかけられ、血を吸われる。彼女は吸血鬼だった。

夜に生きる眷属になりたいと願っても吸血鬼化しないコウ。彼女が照れながら語る「吸血鬼になれる条件」は「吸血鬼に恋して血を吸われること」だった。

「だがしかし」作者の吸血鬼ファンタジーな青春ラブコメ。作品全体を通じてアンニュイとそのアンニュイからの解放が夜を舞台に描かれる。

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「よふかしのうた」5巻より(コトヤマ/小学館)

夜の学校での事件と吸血鬼ハンター?との出会いをきっかけに、自らの「吸血鬼の眷属になりたい」という志望に疑問を持ったコウ。

夜の街を彷徨うコウに手を差し伸べたのは、吸血鬼5人組の1人、ハツキだった。コウはハツキの意外な正体を知ることになる。

という、表紙の吸血鬼・ハツキにスポットが当たる巻。そこまで意外でもないか、ずっと「そういう口調」でしたもんね。

順番的に5人組の中ではまだ目立ってなかったですけど、ハツキ面白いなあ。このままニコ、カブラにも表紙とスポットが当たる流れなのかな?

悩める少年・コウが吸血鬼の美女たちに振り回される話のようでいて、肝心なところで天然というか達観というか、度々吸血鬼たちの予想を上回って見せるのが面白いですね。

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「よふかしのうた」5巻より(コトヤマ/小学館)

ハツキとの対峙も問答次第では結構危ない場面だったような気がするけど。

新展開の急展開ながら一周回って元どおりのように見せて、ハツキのコウに対する心象とナズナの内心に変化が生まれて…と思ったら7人目、タチ悪そうだなあ…

 

よふかしのうた(5) (少年サンデーコミックス)

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  • 作者:コトヤマ
  • 発売日: 2020/10/16
  • メディア: Kindle版

 

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