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#ブナの森のアリア 1巻 評論(ネタバレ注意)

アイルランドの森深く、結界を張った一軒家で暮らす魔女見習いの少女・アリア。

ある冬の朝、家の目の前に雪の中に真っ白な狼が倒れていた。名前のないその狼は人語を話し、一人暮らしのアリアの身の上を案じて冬の間一緒に暮らすことを提案する。

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「ブナの森のアリア」1巻より(秋鹿 ユギリ/KADOKAWA)

で始まる、魔女見習いと狼の二人暮らし日常もの。中世ファンタジーと見紛う設定とスタートですが、現代劇。

魔女だった祖母に結界の中で育てられ外の世界を全く知らないアリア、元々人間だったこと・魔女だった祖母と暮らしていたことが示唆される狼のグウィン。

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「ブナの森のアリア」1巻より(秋鹿 ユギリ/KADOKAWA)

結界の外には現代社会が拡がり、結界の綻びを縫って近所の子どもが迷い込んできたりします。

イギリスを舞台した魔女ものなら「魔法使いの嫁」、現代日本を舞台にした魔女なら「ふらいんぐうぃっち」とか思い出すね。

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「ブナの森のアリア」1巻より(秋鹿 ユギリ/KADOKAWA)

「少女としゃべる犬(科)」というテーマは、「今日のさんぽんた」、「世界の終わりに柴犬と」、もうちょっと拡張すると「くまみこ」と、ここ数年地味に人気というか、描き継がれてきたテーマ。ヒロインがコミュ障で外の世界を怖がってるのは「くまみこ」っぽいね。

何かありそうな思わせぶりな伏線が描かれますが、今のところ日常もの色が強めに出てる作品。

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「ブナの森のアリア」1巻より(秋鹿 ユギリ/KADOKAWA)

「アイルランドを舞台しにした魔女もの」にしてはずいぶん軽めの絵柄ですけど、功を奏して可愛らしい世界観に。きらら系っぽいw

今んとこ女の子と、狼がもふもふしてて可愛い日常漫画ですけど、どっちにいくんだろこの漫画。アリアが外の世界に順応していく流れなんかな?

 

 

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(選書参考)

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