美少女を描けないというか描く気がなさそうな「山賊ダイアリー」の岡本健太郎が、人に作画を任せて原作を務める、修学旅行の飛行機が洋上に墜落して生き残った女子高生4人の無人島サバイバルな四少女漂流記。
サバイバルなので基本的にストーリーはないに等しく、原作者の専門がアウトドア、サバイバル、ハンティングなのでサバイバル知識・技術を活かせるシチュエーションを軸にエピソードが組まれる。人呼んで「汚いゆるキャン△」とも。
「汚いゆるキャン△」が指し示す通り、絶海の孤島でのサバイバルでありながら、コメディタッチでどこか牧歌的な作品でしたが、今巻、ついに島をイカダで脱出。日本への帰還を求めて危険な航海に出ます。作品の雰囲気もシリアスモードに。
次巻、最大最後の試練の後に、次々巻あたりで完結するんじゃないかなコレ。
メタで言うと、この状態からバッドエンドはかなり残酷な展開になってこの作品にそぐわないので、読んでてハラハラしますけどハッピーエンドは約束されたものと思っていいです。いいはずです。いいよね?ビターエンドとかヤなんですけど。
なんだか、無人島生活を通じた4人の成長の集大成が見られそうな予感がします。
心配なのはどっちかというと作品よりも原作者の方で、「山賊ダイアリー」のとおりアウトドアガチ勢としての矜持、体験で得た知識を作品に活かすことへの矜恃がとても強い人なので、今ごろ取材と称してイカダで太平洋横断とかしようとしてるんじゃないかとハラハラしてしまうw
次巻は秋とのことです。いよいよクライマックス。
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