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あ、今日読んだ漫画

#よふかしのうた 8巻 評論(ネタバレ注意)

少年・夜守コウ(14)はふとしたきっかけで「上手くやれていた中学生活」が嫌になり不登校に。ある夜、夜の散歩で街を放浪していると「夜と不眠」に一家言持つ謎の美少女・ナズナに声をかけられ、血を吸われる。彼女は吸血鬼だった。

夜に生きる眷属になりたいと願っても吸血鬼化しないコウ。彼女が照れながら語る「吸血鬼になれる条件」は「吸血鬼に恋して血を吸われること」だった。

「だがしかし」作者の吸血鬼ファンタジーな青春ラブコメ。作品全体を通じてアンニュイとそのアンニュイからの解放が夜を舞台に描かれる。

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「よふかしのうた」8巻より(コトヤマ/小学館)

過去がアレだったナズナの自分探しの過去探訪に出かけた2人。ナズナの曖昧な記憶を頼りに訪れた夜の高校では、吸血鬼・ニコが定時制の授業の教壇に立っていた。ニコの計らいで定時制の授業に飛び入り参加した2人は、ナズナの過去に触れていく。

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「よふかしのうた」8巻より(コトヤマ/小学館)

それはナズナの初めての眷属に成り損なった少女のお話だった…

あと、

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「よふかしのうた」8巻より(コトヤマ/小学館)

なんかコウくんに1日に2回、彼女ができた…

という今巻。

他の吸血美女たちに続いて「ニコ編」なのかなと思ったんですが、舞台は確かにニコのホームですけど、話の中心は表紙の少女、10年前にナズナの眷属になり損なった目代キョウコ。彼女を巡る過去エピソード。

ナズナが語る「終わっちゃった」物語とは。

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「よふかしのうた」8巻より(コトヤマ/小学館)

今巻でエピソード完結しないため、回想シーンのキョウコの行く末は不明なままですけど、彼女を巡る状況は不穏極まりなく、一体何が起こって彼女は姿を消したのか、吸血鬼がどう関与したのか、それがナズナにどんな影響を与えたのかは次巻を待たないといけません。

というか、キョウコが変装するシーン、あまりにも「あるキャラ」を彷彿とさせるんですけど、同一人物だったりするんですか?

とても読み応えのある巻ですけど、☆5をつけるにはまだ早いというか、次巻にとっておきましょう。

ちょっと続きが気になりすぎて「絶チル」が完結して話題のサンデー本誌の購読をするか悩むレベル。

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「よふかしのうた」8巻より(コトヤマ/小学館)

学校が舞台なせいか、いつにも増して「夜」が強調されている気がします。

あと、ナズナ〜キョウコのラインのエピソードにおいて新キャラ・リラがあまりにも浮いてるんですけど、彼女に与えられる役割は一体何なんだろうね。

気になることだらけだわー。
 

 

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