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#それでも歩は寄せてくる 9巻 評論(ネタバレ注意)

2人しかいない将棋部の、おさげデコ部長・八乙女うるし(高2♀)と、好き丸出しのくせに頑として認めない無表情部員・田中歩(高1♂)の、告白前の高校生男女が好き丸出しで部室で将棋指しながら甘酸っぱくイチャイチャしてる、可愛いは正義のショートラブコメ。

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「それでも歩は寄せてくる」9巻より(山本崇一朗/講談社)

歩は一応、将棋でうるしに勝ったら告白しようと思ってるみたいです。

日常ラブコメですけど時間が流れる系で、うるしが3年生に、歩が2年生に。

こないだ始まったばっかりだと思ってたのに、気がつけば次で10巻、早いですね。

修学旅行で会えなかった時間で、歩を好きなことを自覚してしまったうるし。

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「それでも歩は寄せてくる」9巻より(山本崇一朗/講談社)

「恋に落ちた将棋指し」という風情で可愛らしいでんな。

人数揃って部になって、大会にも出場可能に。大会を控えて合宿を提案する歩。しかし、うるしには懸案があった。それはワケあり風の父親に関する悩みだった…

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「それでも歩は寄せてくる」9巻より(山本崇一朗/講談社)

ということで、これまで未登場だったうるしの両親にスポットが当たった巻。

一見、女の子を可愛く描くことだけが売りの作家のようでいて、おっさんキャラでも登場して間もないのに読者のハートを掴むいいキャラ創るな、この人。

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「それでも歩は寄せてくる」9巻より(山本崇一朗/講談社)

親から見たら些細なことでも実は子どもはずっと気にしていること、みたいなエピソードを捕まえるのも上手いよね。

我が身を顧みて、生きてるうちに親ともっと話していたら、わかりあえてたはずの些細なすれ違いもあったんだろうか、とか。

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「それでも歩は寄せてくる」9巻より(山本崇一朗/講談社)

拍子の抜き方がなんだか、あだち充みたいねw

 

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