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#ルパン三世 異世界の姫君 1巻 評論(ネタバレ注意)

至宝「存在しない国の金貨」を盗みに入ったルパン三世一味は、盗みは首尾よく成功したものの、ICPO銭形警部の追跡を振り切るためにバラけたところで、それぞれが潜った扉を通じて中世ファンタジー異世界へ。

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「ルパン三世 異世界の姫君」1巻より(モンキー・パンチ/エム・ピー・ワークス/内々けやき/佐伯庸介/秋田書店)

アイソプミア王国。

人間とエルフとドワーフの3つの種族による協定で成り立つ連合王国。しかし王宮は怪しげな魔女に壟断され、王国中を陰謀の影が覆っていた。

次元はドワーフの里で、五右衛門はエルフの森で、それぞれモンスターを退治するなどしつつ現地に馴染みつつ仲間との合流を目指し、亡命同然に家出し連れ戻される途中の王女を行きがかり上の都合で誘拐したルパンは、彼女の依頼で国盗りを目指すこととなった。

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「ルパン三世 異世界の姫君」1巻より(モンキー・パンチ/エム・ピー・ワークス/内々けやき/佐伯庸介/秋田書店)

という、ルパン三世のお馴染みの一味が銭形ごと異世界ファンタジー世界に転移してしまうコミカライズ。

ラノベ・なろうっぽいですけど、登場するキーワード的に「ドリフターズ」の方が読み味近い感じです。

最近やってるTVアニメの「ルパン三世 PART6」、

lupin-pt6.com

自分も珍しく追っかけてAmazonプライムで全話観てまして、面白いねアレ。

2クールもあって見応えも。1クール目のEDが可愛らしくて好きでした。

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「ルパン三世 異世界の姫君」1巻より(モンキー・パンチ/エム・ピー・ワークス/内々けやき/佐伯庸介/秋田書店)

ということで、こっちのルパン熱が高まってるところにジャストインタイムなコミカライズ1巻。

異世界ルパンですけど、最後は問題解決してゲストキャラを幸福にして去って行く、という筋書きは様式美でまあもう決まってるので、ルパン一味の活躍を楽しみましょう、という。

「ルパン三世」の映像化の他、再・漫画化というかコミカライズもたくさんの漫画家に描いてきたので、絵柄が好みかどうかの当たり外れはあると思いますけど、もうなんというか「今度はどんな描かれ方だろう」と作家の個性を楽しみコンテンツかな、と思います。

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「ルパン三世 異世界の姫君」1巻より(モンキー・パンチ/エム・ピー・ワークス/内々けやき/佐伯庸介/秋田書店)

オーソドックスなキャラデザ・作画に振ったTVアニメ「ルパン三世 PART6」に目が慣れたとこなので、若干の違和感はありますけど、自分はこの作画は「割とアリ」でした。

異世界ファンタジーということで(?)、お姫様にエルフ美女にドワーフ美少女も登場、展開もややご都合主義寄りと、どうしてもノリがチャラくなりがちと言うかやや軽いんですけど、好みとしてはもう少しハードボイルド風味に寄せて各キャラの苦い格好良さを引き出してくれると良いな、というのと、あと異世界飛んだ後まだ不二子が未登場なので、併せて続巻に期待。

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「ルパン三世 異世界の姫君」1巻より(モンキー・パンチ/エム・ピー・ワークス/内々けやき/佐伯庸介/秋田書店)

私一人取っても注文多いんですけど、国民的シリーズ「ルパン三世」をコミカライズするということはまあそういうことなので、製作陣はその辺はもう諦めて、且つ色んな読者がこうやってゴチャゴチャ言ってくる要望なんて話半分に聞き流しつつ、堂々と胸を張って「自分のルパン三世」を描いてもらいたいな、と思います。

楽しみに、期待してます。

 

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