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#ラーメン赤猫 3巻 評論(ネタバレ注意)

ジャンプ+のインディーズ連載から好評につき異例のコミックス発刊、正式連載に昇格した作品。

ブラック企業を退職した人間・社 珠子(やしろ たまこ)が人づての紹介で次の職場として採用面接を受けたのは、猫と虎がラーメンを作り猫が接客する、猫と虎で営業するラーメン屋、「ラーメン赤猫」だった。

『ラーメン赤猫』3巻より(アンギャマン/集英社)

ラーメン丼に毛を落とせない従業員猫たちのブラッシング係、次いで皿洗いを任された社さんと猫たちの、お店日常もの。コメディに寄りつつ人情噺が中心。

本作の猫は人語を解し話しラーメンを作りラーメン屋を経営し、人間並の完全な人権は未整備っぽいものの店舗の経営ぐらいまでは社会から許されている世界観。

たぶんちゃんと納税もしてる。

『ラーメン赤猫』3巻より(アンギャマン/集英社)

主人公というか狂言回しヒロインが人間ということもあり、日常ものが自然、異種間コミュニケーションのお話に。

理屈をつければ「SDG's的な多様性を重視したお話」とも言えますが、教条めいた硬さや押し付けがましさを感じさせない、さらっとした優しいお話。

「ほっこり」って表現が嫌いな人もいることは存じ上げてはおりますが…そんな人は猫がラーメン屋やるような漫画そもそも読まないかw

『ラーメン赤猫』3巻より(アンギャマン/集英社)

ギスギスした社会に疲れた人間を癒してくれる、二重の意味でファンタジーなほっこり系です。

一見、平和で平穏な日常ですが、猫たちと虎と社さんの日々の小さな努力と研鑽の積み重ねがその日常を維持しています。

『ラーメン赤猫』3巻より(アンギャマン/集英社)

また「猫にも歴史あり」と言いますか、ここに至る道程でそれぞれが苦労をしたり出会いがあったりしたその土台の上に、

「日常と言う名の奇跡」

が営まれています。

『ラーメン赤猫』3巻より(アンギャマン/集英社)

「日常と言う名の奇跡」

ですって。

クサいファミリー映画の、いかにも全米が泣きそうな、自分が書くと気でも狂ったようなフレーズです。

『ラーメン赤猫』3巻より(アンギャマン/集英社)

でもまあ、そういうポエミーなことを少し言いたくなるような、そんな感じの漫画。

平たく言うと、日常ものはいつも、面白さと無関係にどの作品も一律に、感想が書きにくくて困ります。

 

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