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あ、今日読んだ漫画

#異世界おじさん 11巻 評論(ネタバレ注意)

17歳の時以来、昏睡状態だった叔父が17年ぶり目覚め「異世界に行ってた」と自称。

半信半疑の甥(主人公)の目の前で魔法を使って見せた。

回想シーン(魔法映像再生)の中の叔父さんは、オークと勘違いされ迫害されながらも異世界で度々世界を救う活躍をし、そして美少女たちと恋愛フラグを立てまくるも、ツンデレをただの嫌がらせだと思ってフラグをベッキベキにへし折りまくりだった。

『異世界おじさん』11巻より(殆ど死んでいる/KADOKAWA)

アニメのせいで「イキュラス エルラン」が脳内で子安で再生されてウケる。

異世界もののお約束をひっくり返してすれちがいギャグに、ハイコンテクストな「逆・転生もの」とでも呼ぶべきギャグコメディ。

相変わらずおじさんの過去回想の中で、英雄的な冒険譚と、トンチンカンなハーレムラブコメは続く、という展開。

作中、34歳のおじさんの、まだ20歳頃の回想やってるぐらいの進捗。

『異世界おじさん』11巻より(殆ど死んでいる/KADOKAWA)

一緒に暮らす叔父さんと甥のコンビで、叔父さんの魔法を活用して動画配信者として食いぶちを稼いだりSEGAを語ったりの日常パートと、叔父さんの異世界時代を甥やその彼女未満に映像魔法で見せながらの回想パート、をバランスよく(?)一冊に収める、という構成が定着しつつありますね。

前巻までの「骨のダンジョン」編?で封じた古代の悪霊・マガツコトノヌシを除霊するために、王都にいる勇者アリシアを訪ねるおじさん、というエピソード。

『異世界おじさん』11巻より(殆ど死んでいる/KADOKAWA)

作者の解説によるとアリシアの本編登場は8巻以来2年ぶりとのこと。

この作品の魅力・特徴というと

「可愛い異世界ヒロインたち」

「拍子抜けでギャグになるぐらいの無双展開」

「SEGAの話」

の3つかと思いますが、今巻はSEGAの話は2ページぐらいと控えめ、無双展開も控えて剣技と魔法のマジ展開、という感じ。

『異世界おじさん』11巻より(殆ど死んでいる/KADOKAWA)

近刊、無双ギャグ展開減りましたね。

シリアスなバトル描写に欲が出てきたのか、この後の展開の前振りなのか。

「視聴者」のメガネと藤宮のツッコミも控えめ。

その代わり、と言ってはなんですけど、今巻はグラビア特集かってぐらいのアリシア推し巻。

展開に押されてしばらく出番がなかったせいか、読者サービスなのか作者が久しぶりにアリシアいっぱい描きたかっただけなのかw

『異世界おじさん』11巻より(殆ど死んでいる/KADOKAWA)

エルフ、メイベル、アリシアの異世界三大ヒロインの、誰推しかで評価が分かれる巻かなと思います。

久しぶりのアリシアかわよ。

こうしてみるとツンデレヒロインのエルフやダメ人間ヒロインのメイベルと比べて、「勇者」だけあってオーソドックスな王道ヒロイン感ありますね。

あとはアレよね、初期と比べると一つのエピソードが長大化して巻またぎが普通になってきて、読み応えと取るか、テンポが落ちたと取るか。

『異世界おじさん』11巻より(殆ど死んでいる/KADOKAWA)

という感じでバトル真っ最中で次巻に続く。

 

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