
『おいしい関係』で、

『おいしい関係』4巻より(槇村さとる/集英社)
「見つめるって愛なんだ」
と語られていたことを思い出しました。
散歩好きの漫画家による実録エッセイ。

『まいにち鳥びより』より(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)
「バードウォッチング」というと、山歩き、森の中、双眼鏡、日本野鳥の会、というイメージがありますが、そのイメージよりだいぶカジュアルで、日課の散歩のついで、という感じ。
「広義のバードウォッチングものエッセイ漫画」という感じ。
日本野鳥の会と言えば、むかし紅白で日本野鳥の会のメンバーの皆さんが赤白の点数カウントしてましたけど、アレまだやってんですかね。

『まいにち鳥びより』より(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)
どこかで見た名前だなと思ったら、
aqm.hatenablog.jp
4年前の『ぼっち旅』の作者さんでした。

『まいにち鳥びより』より(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)
近所の川辺を歩いて見かける野鳥たちを見つめてみた。
サギ、カワウ、カモ、ハト、モズ、カラス、羽拾い。
対象に対する興味と好奇心が、何気なく見過ごしそうな日常の風景を、宝物?エンタメ?に変えてくれる、という漫画。
「生きとし生けるものの営みへの愛おしさと、大自然の厳しさが〜」
みたいな高尚なテーマではなく、

『まいにち鳥びより』より(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)
「散歩した」
「鳥がいた」
「鳥かわいい」「鳥おもろい」「鳥、変」
という、カジュアルで身近な視点と叙述。
趣味や生き方としての自然動物との関わり方として、狩猟する、撮影する、絵を描くなど様々ありますが、本作は当たり前ながら「漫画を描く」なんですが、いずれにせよ、まずは「観察する」が起点になっていて、

『まいにち鳥びより』より(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)
「相手のことをもっと知りたい」
「相手のことをもっと見ていたい」
って見つめることって愛情なんだなあ、と思ったら、記事冒頭の『おいしい関係』のワンシーンを思い出しました。
前作の旅情に続いて今作の日常の風景、面白おかしく描こうとこそすれエモく描こうとはせず、起こったことを淡々と綴るスタイルですが、それが却って行間から「愛」を感じさせる、独特の作風だなあ、と思います。

『まいにち鳥びより』より(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)
や、独特な作風のようでいて、優れた「日常もの」に共通する特徴なのかな。
aqm.hatenablog.jp
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