
TVアニメにソシャゲにと大ヒット中のウマ娘の初の?商業アンソロジーコミック。
の2巻。
計12人の漫画家さんによる11編+表紙イラスト。
表紙イラストはCLAMP先生。
ということでお品書き。

「ウマ娘 プリティーダービー アンソロジーコミック STAR」2巻より(Cygames/星海社/講談社)
アンソロということでページ数も限られていることもあり、軽めのギャグコメディ短編や4コマが中心ですが、ちょっとシリアスというかジンとくるようなお話もあり。
IPものなんでオリジナリティより作品理解の基本を押さえたベタが求められる向きもあり、誰でも描けそうでいて結構デリケートなような気もしますね。この手のやつ、同人だったらともかく「公式」の看板がつく商業だとみんな解釈違いにうるさいですしね。
ドラクエの「4コママンガ劇場」とか懐かしいね。

「ウマ娘 プリティーダービー アンソロジーコミック STAR」2巻より(遠藤海成/Cygames/星海社/講談社)
あくまで「ウマ娘」作品世界を理解している人向けのファンアイテムではありますが、先生方のウマ娘愛というか、「やってるな」というのが伝わって良いです。
アンソロ参加作家を集めるにあたって、どういう声の掛け方してんだろ。Twitterでウマ娘やってる漫画家チェックしたりしてんですかね。

「ウマ娘 プリティーダービー アンソロジーコミック STAR」2巻より(だーく/Cygames/星海社/講談社)
既に「シンデレラグレイ」が大ヒットしていることもあり、ファンアイテムとしてある程度の商業的な成功が見込めるIPですが、「うまよん」が終了してることもあってヒットの割りに「公式4コマ」的なポジションの作品が空いてるように見えるんですが、このアンソロがその登竜門というかコンペ的な位置付けだったりするんでしょうか。
こういうことを書くと往々にして角が立ちがちなんでアレなんですけど、もし自分に「ウマ娘公式4コマ作家 選定会議」の投票権があったら、二冊連続参加で登場キャラの幅も広く、かつネタの深さと浅さのギャップの吹っ切れ方、ベタとオリジナリティのバランス感覚、可愛くポップで見やすい絵など、小野ミサオ先生に一票入れたいな、と。

「ウマ娘 プリティーダービー アンソロジーコミック STAR」2巻より(小野ミサオ/Cygames/星海社/講談社)
もっと読みたい。
ただ単に自分が「4コマ好き」ってだけのような気もしますけど。
aqm.hatenablog.jp
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(選書参考)
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