#AQM

あ、今日読んだ漫画

#めんつゆひとり飯 7巻 評論(ネタバレ注意)

黒髪おさげで八重歯で面倒くさがりで何でも麺つゆで食う女・面堂 露(めんどう つゆ・26歳独身)、略して"めんつゆ"がヒロインの、お料理・グルメ4コマ。

『めんつゆひとり飯』7巻より(瀬戸口みづき/竹書房)

八重歯アピールのためかほぼ口半開きでアホの子みたいで可愛い。

その他、社長秘書で味噌も自家製の料理上手で料理警察な人妻の十越さん、カツサンドをおかずに白飯を食う主任の元イケメンのデブ、元イケメンのデブに片想いのヘルシー派のストーカー後輩OL、なぜか単語でしか喋れず秘書の通訳なしでは社員と会話が成り立たない女社長など。

大丈夫かこの会社。

『めんつゆひとり飯』7巻より(瀬戸口みづき/竹書房)

可愛い、見やすい、わかりやすい、美味しそう、参考になる、とても楽しい、とお料理4コマ漫画の要件を完璧に満たしてる作品。

基本はズボラ飯系の露と正統派家庭料理の十越さんの料理に向き合うスタンスの対立・もしくはボケツッコミ。

キャリアも長く毎回テーマを持った4コマ作品を描く、職人肌系の4コマ漫画家の、現在その頂点あたりにいる面白さの漫画家さんかなと思います。

『めんつゆひとり飯』7巻より(瀬戸口みづき/竹書房)

この人の別作『ローカル女子の遠吠え』と合わせて最近何度も読み返してます。

王道ネタも面白いのと、最近めっきり女子高生に占拠された4コマ界において、キュートでチャーミングな社会人女性たちを描き続ける漫画家さん。

王道4コマとして楽しみつつ、(いわゆる「きらら系」ではないんですが)キャラ萌え・関係性萌えも楽しめるという、一粒で二度美味しいタイプの作風。

『めんつゆひとり飯』7巻より(瀬戸口みづき/竹書房)

十越さんがめんつゆに次ぐ主要キャラで、めんつゆと十越さんの関係性が作品メインの一つなのは最初からなんですが、

「十越さんをイジると面白い」

と作者が再発見したのか、前巻で十越さんがチア・水着・婦警などコスプレ七変化、今巻は特に十越さんの無茶なイジり方が多くて面白いです。

『めんつゆひとり飯』7巻より(瀬戸口みづき/竹書房)

なんだこれ。

十越さんに限らず「守破離」の「破」というか、出オチ気味だった各キャラの定番ネタを「そこにあるもの」として逆手に取った、「応用編」みたいなw

男女ともにみんな大人なのに可愛らしく、新キャラの馴染みも早く。今巻初登場の、父ちゃんの会社のラーメン好きOLもいい出汁でてますね。

実写ドラマ化された関連で、巻末おまけには撮影見学レポ漫画も。

作風どおり、幸福な実写化だなあ、と思いつつ、

『めんつゆひとり飯』7巻より(瀬戸口みづき/竹書房)

こうなると『ローカル女子』のメディア化も期待してしまうとことですが…?

 

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