
どっかで見た絵とペンネームと思ったら、『アクタージュ』の作画の先生かー。
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ja.wikipedia.org
Wikipedia見ると、読み切り3作を挟んで4年ぶり?の連載なんかな。
その間、『【推しの子】』のカラーイラストの彩色もやってたの?
集英社の責任感というか面倒見の良さ?ってよくわかんねえなw
宇佐崎先生の立場では『アクタージュ』は交通事故に遭ったみたいな災難でしたけど、絵ぇ好きだったので新作読めて嬉しいです。
「可愛い女の子が描ける」
「ヒットに耐えうる、みんなに好かれる絵が描ける」
「売れる絵が描ける」
ので、描かないのは色んな意味で勿体ない人ですよね。
おかえりなさい。
さて。

『魔男のイチ』1巻より(西修/宇佐崎しろ/集英社)
中世ファンタジー世界。
魔法は人格と意思を持つ生き物だったが、後発で現れた人間に接触したことをきっかけに、課した試練を完遂した人間の女「魔女」に能力を習得され使役される存在となった。
マンチネル魔女協会に存在が確認される魔法は3,185種、うち402種が世界中の魔女に習得されていた。
協会最強の「深淵の魔女」デスカラスは、協会トップの「黄金の魔女」マネーゴールドの指令で、試練「討伐(心臓停止)」を数千年破られず人類に害を為し続ける最大最強の魔法「王の魔法(キング・ウロロ)」に挑むものの、「女には傷つけられない心臓」の特性の前に苦戦、またも人類による習得失敗と、思われた、が。

『魔男のイチ』1巻より(西修/宇佐崎しろ/集英社)
幼少期に山に捨てられ自然相手にサバイバルしてきた野生ハンティング少年・イチが、「王の魔法(キング・ウロロ)」の心臓を一刺しして、あろうことか習得してしまう。
かくして、人類初の魔法を習得してしまった男、「魔女」の男版が誕生してしまう。
マンチネル魔女協会は「深淵の魔女」デスカラスに、イチを首都ナタリーに連れ帰ることを命じ、かくして「魔男」のイチの、魔女協会に所属しての「魔法狩り」の日々が始まった…
という魔女もので能力バトルもの。

『魔男のイチ』1巻より(西修/宇佐崎しろ/集英社)
「魔法少女もの」ではないです。魔女もの。
ボーイ・ミーツ・ディスティニー、ボーイ・ミーツ・マジック、ボーイ・ミーツ・ウィッチガールズ。
女しかなれない魔女の世界に、「魔男」になっちゃった少年が、という、ある程度のハーレム展開が約束された世界観。
魔法が生き物で、討伐その他の条件「試練」を満たすことで魔女に習得され使役される世界観が独特ですね。
魔法に勝ったら(条件を満たしたら)相手の能力がそっくりそのまま手に入る、という能力コレクション方式。

『魔男のイチ』1巻より(西修/宇佐崎しろ/集英社)
山育ちのハンターで、魔法・魔女業界の空気を読まずに狩猟スキルだけでも魔法を狩れてしまう野生児なイチ、ジャンプ漫画の王道のパーソナリティながら、ゴンやルフィより天然度の高い野生児・孫悟空の初期を思い出します。
いわゆる「異世界チート」ではないですが、最初に「最強」の能力と出会って手にする、って、まあ能力バトルものの王道です。
ものいう能力・魔法「王の魔法(キング・ウロロ)」との悪態つきながらのバディ感がちょっと『うしおととら』も思い出します。

『魔男のイチ』1巻より(西修/宇佐崎しろ/集英社)
ジャンプ漫画らしくどこか粗い線ながらも精緻で美しい作画、可愛い女の子とかっこいいバトルシーンが無限に出てきそうな世界観、楽しくコミカルなギャグコメ会話芸。
ジャンプ漫画王道の冒険バトルものの1巻として期待が膨らむ、文句なしの出だし。
自分はさっそく、最強魔女&褐色肌&ジト目&微妙に性格クズなデスカラスさんが大好きです。

『魔男のイチ』1巻より(西修/宇佐崎しろ/集英社)
やー、新年早々、楽しみな新作1巻。
ちょっと定期購読してるWJで1巻の続き読んでこよう。
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