#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#ファイブスター物語 17巻 評論(ネタバレ注意) #fss_jp #niaff

「17巻 評論」と言ったな、あれは嘘だ。

2023年の3月10日に17巻が発売されたんですが、

連載について毎号分、毎月割りと一生懸命書いているもんで、単行本が出ても特に新たに書くことがありまへん。

なので毎回、FSSの単行本の感想記事は書くことに困ってます。

aqm.hatenablog.jp

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なので本当は無理して単行本の感想記事を書く必要もないんですけど、年末の「今年面白かった漫画まとめ」みたいな記事に並べるために記事を立てておきたいんですよね。

今年は幸い書くネタがあったんですが、3月以来「年末までに書けばいいや」と思ってるうちに、気がついたら12月30日になってしまいました。びっくりしちゃう。

 

今回も内容の感想の話は記事の末尾に連載時の感想記事群のリンクをつけておくので、内容の話はそちらをご覧になってください。

連載時の細切れ感想なので、17巻を通して読んだ感想とはまたちょっと違うかもしれませんが、まあそれはそれで。

「神々の戦い」みたいだった16巻から、物語は再びジョーカー星団へ。

騎士とファティマとゴティックメードに再び話が帰ってきて、現在や未来のミラージュ騎士たち、特にカイエンの子マキシの、異母兄のデプレや天照との初対面など重要シーンが目白押し。

また長年の間、詳細が不明だった4代目黒騎士バンドライン・ゴールのルーツも明らかに。

 

永野護に会いに行くの巻き

Twitterで「永野護作品公式アカウント」をフォローしてたら、2月の頭にこんなお知らせがリツイートされました。

自分は来年で50歳になりますがうち37〜38年ぐらいFSSと永野護のファンです。

が、一度もまもるに会ったことがない!

敦盛の

「人間五十年、化天のうちをくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり」

に従えば来年以降いつ死んでもおかしくない、とまでは平均寿命が伸びた現代人として言いませんが、折り返し地点は過ぎてます。たぶん。100歳まで生きたらどうしよう。

ということで、自分が生きてる間に永野護に会いに行くことにしました。

川村万梨阿氏と井上伸一郎氏の3人セットで登壇、というのがまた良いですよね。

転勤族の自分は2〜3年前からは宮崎在住なので、新潟ちょっと遠いけど。

 

新潟国際アニメーション映画祭は2023年が第1回。

niigata-iaff.net

公式サイトは12/30時点で、内容が2024年の第2回のティザーサイトに変わってますね。

 

というわけでチケットのオンライン販売開始と同時に購入。

 

映画祭の会場は新潟市内の複数の会場に分かれますが、『花の詩女 ゴティックメード』上映会場は新潟市民プラザというところでした。

www.livewalker.com

前列の薄く表示されてるところは関係者・記者席なので、一般席としては最前列・正面グループのカドの、良い位置が取れました。

最終的には満席でしたが、様子見の人が多かったのかチケットのオンライン発売開始直後の出足は鈍く、見てから買うの余裕でした。

 

イベントのチケットは押さえたので、あとは旅程。

イベントの開始が18時過ぎで、終了が21時ぐらいになると思われ、そこからその日のうちに宮崎に帰れる便はないので、新潟で一泊することに。

 

というわけで3月19日、宮崎出発。

 

大阪伊丹空港で乗り換え。

 

新潟到着! 人生で新潟県に足を踏み入れるのは初めてです。

 

空が高くて遠くに雪化粧の山々が見えて、景色が良いところ。という第一印象。

 

泊まったJALホテルから新潟市内を撮った写真、矢印の高層ビルが会場の新潟市民プラザ。

 

帰りの飛行機の窓から新潟市内を撮った写真、が新潟駅、が新潟市民プラザ、が泊まったJALホテル。

空港からタクシーでホテルに、チェックインしてから時間に余裕があったので「なんか食おう」と、再びタクシーで新潟駅前に。

 

タクシーの運転手さんが

「観光ですか?」

とお約束の話を振ってきたので、ド正直に

「新潟国際アニメーション映画祭ってのやってて、

 好きな漫画家の永野護ってのがトークショーやるってんで、宮崎から来ました!」

とお返事すると、映画祭やってることは運転手さんも認知してました。

「自分もけっこう漫画好き!」

と運転手さんがおっしゃるので、好きな漫画家を尋ねると、

「なんといっても高橋留美子先生です!」

と断言してました。

高橋留美子先生は新潟ご出身で、「世界に誇る新潟出身の大作家」として地元のアイドル・英雄なんだそうです。

そりゃそうだよなあ。高橋留美子が地元出身だったらめっちゃ自慢したくなるわ。

「映画祭の審査員かなんかで、『うる星』アニメの監督とかやってた押井守も

 いま新潟に来てるはずですよ」

と教えてあげると、

「マジですか? 押井守も!?」

とびっくりされてました。

「あ、押井守の名前知ってるぐらいにオタクなんだ」

「高橋留美子は『先生』呼びだったけど押井守は呼び捨てなんだ」

と思いました。

 

新潟駅前でタクシーの運転手さんがお勧めしてくれたへぎ蕎麦屋さん。

美味しいと思ったことは憶えてるけど9ヶ月も前の話なので細かいことは忘れたので食レポ無理。

 

腹も満ちていい感じで時間も潰れたので、再びタクシーでイベント会場の新潟市民プラザへ。

 

こうなって

 

会場ついた。

トークイベントは映画の上映前に行われました。

 

井上伸一郎きたー。

「月刊ニュータイプ」立ち上げ時の副編集長・二代目編集長、『FSS』初代編集担当、角川書店(3代目法人)社長、KADOKAWAグループ副社長などを歴任した後、現在はKADOKAWAグループのフェロー職。

この新潟国際アニメーション映画祭のなんとかプロデューサー、要するに実行委員長。

あと映画『時の詩女 ゴティックメード』のプロデューサー。

永野護・川村万梨阿との出会いは1981年、前職のアニメック編集者時代に、新宿での「アニメ新世紀宣言」の設営を担当し、そこでまだ学生だった永野・川村の両氏と出会う。

要するに、永野護をそそのかして『FSS』を描かせ『ゴティックメード』を撮らせ新潟まで来させた張本人、「永野護のプロデューサー」みたいな人。という印象。

KADOKAWAの編集や幹部も歴任したので、当然、他の仕事もたくさんされていて、庵野秀明の『逆襲のシャア友の会』でもインタビューされた一人で、また庵野と共に富野由悠季にインタビューも行った人。

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好きな作家に若いうちから関わって一緒に育つという、「オタクなサラリーマンの夢」みたいなキャリアの人ですが、人前で喋ることにも慣れていて、流暢で穏やかで滑舌の良いトーク。

井上氏から上映前後の注意事項として、

「写真撮影は登壇直後の挨拶時と、トークショー終了後のフォトセッション時に」

とのこと。

というわけで、永野護・川村万梨阿夫妻、登場〜。

永野護の「井上氏の大学生の息子」っぽさがすごい。

時間も40分ぐらいだったかな、質問コーナーとかもなかったですけど、そこそこFSSオタクな自分も初めて聞くような話がちょこちょこありました。

お、カメラ目線でストラトブレード。

初めて声を聞く永野護の印象は、井上氏と比べるとボソボソ喋りなんですけど、緊張してたりキョドったりは全然してないというか、むしろ態度でかいというか、陰キャ感のない「自信満々のオタク」という感じでした。というか作家だしな。

割りと作品や文章から感じる印象のまんまやね。

あと、

「喋るマイクぐらい自分で持て」

と思いました。

全体的に、めんどくさいことを全部、井上氏と川村氏に丸投げしてる甘えん坊将軍というか、ログナーとアイシャに苦労かけっぱなしで当然のような顔してる天照陛下みたいでした。

というわけで、トークイベントは盛況のうちに終わり、フォトセッションを経て登壇者は退場、映画の上映会に。

専用のスクリーンじゃない割りに、音響よかったな。

mantan-web.jp

帰りの飛行機の窓からの、新潟のなんとか山脈の景色。

 

途中で富士山も綺麗でした。

自分が生きてるうちに生・永野護に会えたので、もういつ死んでも悔いは…

いやいや、『FSS』完結を見届けるまでは死ねませんやん、結局。

 

2024年2月からは所沢で初の「永野護デザイン展」が開かれるということで、

tokorozawa-sakuratown.com

こないだ注文したロードスターが1月中旬に納車予定なので、

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 ドライブがてら会場の所沢までクルマで行ってみようかと思うんですが、

16時間半かかることがわかりました。

幸い、宮崎-神戸間で「夜7時頃出発して朝8時頃に到着する」カーフェリーが、ガソリン代+高速代よりお安く出ているので、神戸まで寝ながらワープして、

宮崎カーフェリーWEBサイトより

宮崎カーフェリーWEBサイトより

 

運転を神戸-所沢間にすれば片道7時間。

朝8時に神戸を出れば、昼の3時に所沢に着く計算。

会場が18時までなので2時間ぐらい展示を見て、所沢で一泊して、翌朝もう一度展示を少し見て、神戸に戻ればフェリーに間に合う、という感じ。

強行軍過ぎてトラブルが起こった際の対処や展示をゆっくり見る余裕がなさすぎなので、もう1日休みを取って、どっか関東の良さげな温泉とかで一泊増やすのも良いですね。

 

17巻収録話の連載時の感想記事リンク

この17巻の続き、18巻相当分のお話も、単行本に必要な18話分程度の連載はたぶん完了してて、現在は19巻分の連載をやってると思います。たぶん。

相変わらず休載なしの連続掲載が絶賛継続中なので、お前らもニュータイプ毎月買えよ。

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じゃあ、終わりです。

「17巻 評論」とか嘘ついてすいませんでした。

 

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