#AQM

あ、今日読んだ漫画

#機動戦士Zガンダム と #ファイブスター物語 の相似性(ネタバレ注意) #fss_jp

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(出典は後ほど)

永野護によるイラスト。美しい女性と、照れながらムッとした表情の少年。ヨーンがまた新しい年上女に引っかかったのでしょうか。

「MAMORU Nagano」のサインの左には「at HongKong of little Newtypes」の表記。

 

記事の趣旨と引用の取り扱いなど

15巻の評論と題した、15巻の話をあんまりしていないファイブスター物語に関する記事が、思いのほか多くの人に読んでいただけたので、

aqm.hatenablog.jp

ここはいっちょ15巻読後の興奮冷めやらぬみんなさんに、絶版本の懐かし話をドヤ顔でお届けしつつ、古参ファンなら誰でも書けそうな考察めいた話をでっち上げて二匹目のドジョウを狙おう、という記事になります。絶版本をソースに語ると細かなツッコミが入りにくくて良いですね。

15巻を読んだ皆さんが思った

なぜヨーンはあんなにハーレムラノベ主人公みたいなのか

の他、

「赤い彗星」が乗る百式はなぜ金色だったのか

などを、僅かな根拠を針小棒大に妄想して考えたいと思います。

 

画が想起させるイメージやその相似性をテーマに語りますので、表紙イラストや漫画のコマの引用が多めになります。このブログの「免責事項/プライバシーポリシー」に記載している文章をあらかじめ再掲しておきます。

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このブログの記事では、著作権法32条1項で引用について定めるとおり、「公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内」であるように表現することを念頭に、要約・抜粋した形で作品の画像やあらすじを紹介することが多々あります。各権利の所有者様の権利を侵害するつもりで書いてはいませんが、 記事の内容・掲載したテキスト・画像等に問題がありましたら、各権利の所有者様ご本人が直接メールでご連絡下さい。確認後、対応いたします。

なお誠に恐縮ではございますが、ご連絡の際、作品の公式ホームページや出版元の企業様等のドメインが明示されたメールアドレスでご連絡いただくと初期のやり取りがスムーズですので、ご連絡の際は予めご検討いただけると幸いです。

(連絡先)
aqm.hatenablog.jp@gmail.com

 

あと、一応評論の体裁なので両作品の実在のスタッフの氏名は敬称を省略します。

また、本来であれば「Ζ(ゼータ)」と表記すべきところを、便宜上、アルファベット大文字の「Z」で表記しています。ガノタは細けぇとこウルセーからな。

 

ガンダム(宇宙世紀)世界とM.ナガノ博士

ちょっとしたガノタなら誰でも知っている話ですが、特に永野推しの角川から出ているガンダム世界観(宇宙世紀史観)の出版物には、ジオン~エゥーゴ系のMS(モビルスーツ)開発者「M.ナガノ博士」という人物が半ば公式設定として存在し、複数の設定資料やスピンオフ作品の台詞に登場します。

(角川スニーカー文庫「機動戦士Zガンダム」2巻口絵より)

角川、「史上最高の天才技術者」って、設定盛りすぎでは…

 

(「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」19巻72ページより)

「ジョニー・ライデンの帰還」は、宇宙世紀の正史、「ZZ」と「逆シャア」の間の空白部分を繋ぐガンダムのスピンオフ作品。「月刊ガンダムエース」に連載され、原稿はネーム段階でサンライズのチェックが入ります。

この2人はシャア専用のMS開発者とシャア専用のテストパイロット。作中のシーンは「シャアの反乱」及びサザビーの完成を前に、前線に出たがりのシャア総帥にあてがう機体に頭を悩ます2人。

ドクター・ナガノは「あの方」呼びの扱い。

 

 

作品について詳しく?はこちらを。

aqm.hatenablog.jp

このようにナガノ博士は、名前こそ出ますが、キャラクター本人が登場する作品は見たことありません。見たことある人がいたら是非教えてください。ガンダムはスピンオフ多すぎで全部読むのマジ無理なので。

 

角川が設定盛りすぎというか持ち上げすぎにせよ、確かに永野デザインはガンダム世界観の中では異質で、多くのデザインは諸般の事情でボツにされたり他のデザイナーにリファインされたりしましたが、そのエッセンスはガンダム世界観のデザインラインに影響を与えています。

前回の記事で「エルガイム」と「FSS」の関連性についてお話ししましたが、では、ガンダム世界観、特に「機動戦士Zガンダム」は、クリエイターデビュー1〜2年目の青年期の永野護にどんな影響を与えたでしょうか?

 

小説「機動戦士Zガンダム」と絵師・永野護

富野由悠季の手による「機動戦士Zガンダム」の原作小説は、現在は角川スニーカー文庫から発売されています。

表紙絵・挿絵はスピンオフ漫画「エコール・デュ・シエル 天空の学校」などでガンダムにも縁の深い美樹本晴彦。オールドファンには「マクロスの人」。

機動戦士Zガンダム 第一部 カミーユ・ビダン (角川スニーカー文庫)
機動戦士Zガンダム 第一部 カミーユ・ビダン (角川スニーカー文庫)

 

ですが、この小説はもともとは講談社から書き下ろし小説として出版されていました。角川がガンダムをはじめとしたアニメ産業に力を入れだす前の話です。

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(講談社「機動戦士Zガンダム」1巻奥付より)

 

全5巻。原作小説ですが、作者あとがきによると最終巻の出版はアニメの最終回より後だったそうです。例によって絶版ですが、ネットや古書店で比較的安価に入手可能です。

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(講談社「機動戦士Zガンダム」5巻奥付より)

 

表紙絵・挿絵は永野護。1巻の表紙はガンダムMk-2とシャア・アズナブル。

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(講談社「機動戦士Zガンダム」1巻表紙より)

 

口絵は永野版Zガンダムを背景に、左はシャア?右はカミーユ?真ん中の女性はハマーンでしょうか?

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(講談社「機動戦士Zガンダム」1巻口絵より)

 

前回の記事のとおり、デザイナー永野護が「エルガイム」用に作った「ペンタゴナ・ワールド」の設定は、富野監督によってその多くが採用され、またその多くがボツにされました。

上司の部下として永野は相当主張が強かったと見られ、富野は大変手を焼いたようで、前回の記事で本文を伏せた寄稿記事「異星人たちへ 富野おじさんエルガイムをかく語りき」では

ナガノ世代は、僕のような"おじさん"にとっては、異星人である。僕は、彼の描くマシーンもキャラクターも大嫌いだ!

あの、ファンネリア・アムとガウ・ハ・レッシィ、フル・フラットとミアン・クー・ハゥ・アッシャーたちだ。少なくとも、彼女たちがいなければ、僕だって、もう少しは元気に作品を作ってゆけただろう。が、ナガノ(ここからこの表示になるという意味を考えて欲しい!)の作り出す彼女たちは、僕にとって異常すぎた。あまりにも異星人なのだ。

(「重戦機エルガイム-2」富野由悠季コラム『異星人たちへ』より)

と、後進の才能への嫉妬と対抗心を隠さない富野節を炸裂させています。この2人と同じ職場にいたらこっちがメンタル病みそう。

(念のため、コラムは「だがこういう新たな才能を取り入れていかないとアニメはヤバいのだ、おじさんツラいけど!」という内容です)

 

と、およそ永野と関係が蜜月だったとは思えない富野ですが、「あのガンダムの続編」の「自分の小説」の表紙絵・挿絵を描く栄誉を、キャラデザの安彦良和でも、メカデザの大河原邦男でも、永野と同世代の作画監督の北爪宏幸でもなく、なぜか永野護に与えます。自分が抜擢したのに大人の事情でデザインをボツにした富野の後ろめたさだったのか、ただ単にデザインがボツりすぎて永野がヒマそうだったのか。

端から見ると富野と永野の関係は、一部の例外を除いて基本的に「抜擢しといてボツにするがアイデアはいただく」の繰り返しに見えます。ひでえwww

それだけガンダムという作品には玩具製造・販売のマーケティング上の優位性が求められ、また業界中から優秀なデザイナーが集められ、各機体とも複数のデザイナーの手を経てブラッシュアップされてきた証左でもありますが。

 

富野と永野の「口うるさい頑固な師匠と、生意気で反抗的な弟子」みたいな仲が良いんだか悪いんだかよくわからないトムとジェリーみたいな関係は、「逆襲のシャア」で永野を誘ったけどまたコンペでボツになったり、1998年「ブレンパワード」で再びタッグを組んだり、永野が対談で

僕は富野さんをボロクソに言うけど、でも富野さんをバカにする奴がいたら、僕はマジギレしますよ。

(「ファイブスター物語アウトライン」より)

ファイブスター物語アウトライン―永野護
ファイブスター物語アウトライン―永野護
  • 作者:永野 護
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 大型本

と発言したり、と長く続きます。

作家の褒め言葉って怖いねえ。俺、元部下にこんなん言われたら号泣するわ。

最近だと「ニュータイプ」2019年8月号の「天気の子」にちなんだ特集記事「アニメーションと雨」の中で、

(映画『花の詩女 ゴティックメード』の)動画チェックの関連でサンライズのスタジオに行こうとしたら場所忘れたので富野さんに電話したら『連れてってやる』つって本人来た。現場にいきなり富野っち来てスタッフがびびってた。

(「ニュータイプ」2019年8月号 特集記事「アニメーションと雨」より意訳)

ニュータイプ 2019年8月号

ニュータイプ 2019年8月号

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/07/10
  • メディア: 雑誌

など、数年前のおっさん同士の微笑ましくもワケのわからないエピソードが紹介されています。ケータイの番号知ってんだwww

 

なんの話をしてたんでしたっけ。

そうだ、「Zガンダム」の小説の講談社版の話をしてたんだった。

 

Zガンダムとファイブスター物語のキャラ造型の相似性

カミーユ・ビダンとヨーン・バインツェル

2巻の表紙はこちらです。

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(講談社「機動戦士Zガンダム」2巻表紙より)

MS「百式」の原型を背景に、連邦軍系の制服を着崩した少年〜青年。巻タイトルが「アムロ・レイ」なので「永野版アムロ・レイか?」と迷いますが、「永野版カミーユ・ビダン」だと思います。

 

根拠は、3巻の表紙がこれ、「永野版サイコガンダム」と「永野版フォウ・ムラサメ」なんですが、

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(講談社「機動戦士Zガンダム」3巻表紙より)

モノアイ好きやな自分。

 

3巻の口絵がこれ、永野版のフォウとカミーユ。

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(講談社「機動戦士Zガンダム」3巻口絵より)

険のある表情に横縞のタンクトップが、永野版カミーユの特徴っぽい。

 

年上の女性にからかわれて赤面しつつムッとした表情が、

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(「ファイブスター物語 リブート」2巻265ページより)

どこか、この少年に似てます。おそらくヨーン・バインツェルの初期設定、左の女性はアイシャ・コーダンテじゃないかな、と思います。ちょっとリィ・エックスっぽくもあるんですけど、吊り目のリィに対してこの女性は垂れ目気味なんですよね。バーシャでもないよね。

アイシャとヨーンだとしたら、実際には「おでこツンツン」では済まず、掌底でアゴを叩き割りました。

「FSS」のヨーン・バインツェルは皆さんご存知のとおり、成熟した騎士が比較的多かった登場人物の中で、独自の幼くナイーブな正義感を持ち、葛藤しながら成長していく「少年漫画の主人公」らしい少年キャラクターで、またその成長過程で、バーシャ、桜子、ワスチャ、ナイアス、アイシャ、パルスエット、シアン、璃里と、誰か抜けてても気づかないくらい多くの女性キャラにその成長を手助けされ、見守られるキャラクターです。ヨーンさんまじハーレムラノベ主人公。

アーリィ・ブラスト忘れてたわ。メレトレ・さやかさん入れると10人ですよ。「ヨーン見守り隊」で騎士団組めるわ。アラン・リーにも説教されてたな。

一方「Zガンダム」のカミーユ・ビダンも、学生の身分で第1話でティターンズの軍人に殴りかかる無鉄砲さと激しやすい性格、軍に対する嫌悪感を持ちながら作品の中でニュータイプとして覚醒し最強のMS乗りに成長していき、またその成長をファ、エマ中尉、レコア少尉、フォウ、サラ、ロザミアなど多くの女性に見守られます。ライラとマウアーとベルトーチカとステファニー・ルオとミネバは…カウントしとく?ちょっと違う気がすんね。

失った記憶がキャラの動機に大きく関わる不思議ちゃんヒロインのフォウやバーシャとの運命的な出会いと喪失を含め、ヨーン・バインツェルはハーレムラノベではなく、カミーユ・ビダンにこそ大きく影響を受けたキャラクターではないかと私は思います。

富野の小説に永野が表紙ってある意味最強のラノベですけどね。あと関係ないけど僕はエマ中尉と結婚したいです。

ハマーンとの関係はちょっと特殊なんですよね。

 

ハマーン・カーンとアイシャ・コーダンテ

そのハマーン・カーンは小説の4巻と5巻の表紙です。

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(講談社「機動戦士Zガンダム」4巻表紙より)

永野版ハマーンと、他のMSと違って笑っちゃうくらいそのまんまのキュベレイ。キュベレイはFSSにも登場しましたね。ガンダム世界観における永野デザインの異質さを象徴するような超傑作デザイン。

ファティマ・ハマーンという感じ。マスターに向かって「俗物が!」と吐き捨てるようなファティマ見てみた…いるいる、結構いる。

「Zガンダム」(&「ZZガンダム」)におけるハマーンは、ザビ家の重臣マハラジャ・カーンの娘として、ジオン公国の忘れ形見ミネバ・ザビの摂政として振舞い、またネオジオンのニュータイプとしてMSキュベレイを駆って強力な戦闘力を示し、同じくニュータイプの主人公カミーユを「同志になれ!」と誘います。

小説版にあってTVアニメでカットされた好きなシーンで、カミーユが特使としてネオジオンの旗艦グワダンを訪れるエピソードがあって、

「大人なのですね。ハマーンさん…」

「厭(いや)か?」

「はい…もっとお若い頃にお会いしたかったと思っています」

その部屋に苦笑が満ちた。

「カミーユ君、ハマーン様はご覧の通りの若さだ。無礼だぞ」

(「機動戦士Zガンダム」5巻 「ハマーンの香り」より)

というやりとりの後、ハマーンはカミーユをミネバとのディナーに誘い、ドレスに着替えて

「…カミーユが、あんなことを言ったから、見せつけているのさ。

 私だって、若いだろう?」

ハマーンは、笑った。

(「機動戦士Zガンダム」5巻 「ハマーンの香り」より)

という、「貴様のような20歳がいるか!」というね。作中屈指の萌えシーンでした。

だんだんコジツケ感が強くなってきますが、ヨーンとアイシャも会食するシーンがありましたね。

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(「ファイブスター物語」12巻134ページより)

会食の雰囲気も少し似ています。緊張する少年をディナーに招いて意地悪な質問をする女性。ミネバがいれば「アイシャ、話題が食事の席にふさわしくない」とたしなめたかもしれません。

ハマーンはカミーユが帰った後、親子どんぶりとギョーザ定食を食べたでしょうか。

 

 5巻の表紙は永野版Zガンダムの頭部を背景に、シャアの旧い装束を手にうつむくハマーン。

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(講談社「機動戦士Zガンダム」5巻表紙より)

モノアイ好きやな自分。

小説版は全体的にTVアニメにほぼ準拠していますが、当然ながらすべてのエピソードが描かれているわけではなく、またラストのディティールも若干異なります。

ハマーンのシャアに対する愛憎入り混じる執着は、天照帝に対するアイシャの心情にどこか重なって感じます。

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(「ファイブスター物語 リブート」6巻320ページより)

「初めて会ったものがこの世で最高のものだった…」という台詞は、バーシャに固執するヨーン、天照帝に固執するアイシャの両方を指した言葉ですが、この言葉は私に「Zガンダム」の5巻の表紙の、永野自身の手による泣いているようなハマーンの背中を強く想起させます。

傍流の家の姫でありながら摂政を務めて国民から絶大な支持を受け、「ハマーン様」「アイシャ様」呼びがよく似合い、前線に出ては作中最強クラスの能力で敵エースと渡り合い、不安定な主人公の少年をスカウトし自分が考える「あるべき姿」に誘導しようとする年上ヒロインポジションを務めるなど、共通点の多い2人ですが、手に入らない「初めて会ったこの世で最高のもの」への渇望と諦観、「鉄の女」の人生を懸けた片想いこそが、彼女たちのキャラクターとしてのアイデンティティであり、魅力であるように思います。

 

シャア・アズナブルと天照帝

『「機動戦士ガンダム」のシャア専用ザクがピンクだったのはサンライズでピンクの塗料が余ってたから』など、ガンダムを巡っては様々な都市伝説があったり、小林誠が後年「そんなわけねーだろ」と否定していたりします。

「Zガンダム」でシャアが乗る百式を巡っても、「『赤い彗星』なのに金色なのは、サンライズで赤い塗料が余ってリック・ディアスやマラサイなどの量産機を赤くした中、シャア機をより目立たせるため」という都市伝説を見た覚えがあります。

百式を巡ってはこんな都市伝説も。

www.google.com

こういうのが新たな都市伝説を生んでしまうんでしょうけど、私は百式が金色の理由はただ単に「シャアがラスボスだから永野が金色にした」んじゃないかな、とか妄想してしまいます。あるいは「オージェが金色だったから」、「KOGが金色だから」、そしてたまたま「富野も誰も止めなかったから」。

「Zガンダム」「逆襲のシャア」関連の企画の変遷はいろいろあったそうですし、ラスボスが乗るやつ、金色にするのが永野のマイブームだったんじゃねえかな。

すいません、以上、ただの妄想でした。

 

答え合わせ(ただし要出典)。

ja.wikipedia.org

ここでまた「赤の塗料余ってた説」にループするという。ぇぇ…

 

というわけで、他のキャラの関わり方から「カミーユ→ヨーン」説、「ハマーン→アイシャ」説ときて、「シャア→天照帝」説です。

「Zガンダム」の1巻の表紙、顔はむしろどっかのアンコ食う騎士似ですね。

書くの疲れてきたのでもう箇条書きにします。

・乗機が黄金色だから

・偽名が多く立場をコロコロ変えて「反乱軍」に肩入れしたり支援したりするから

・アイシャ(≒ハマーン)の宗家筋の御曹司で、彼女に愛憎混じりに恋慕されてるから

・ヨーン(≒カミーユ)の上司だから

・何がしたいのか作中人物からも読者・視聴者からも理解不能だから

・(Zガンダムの)最後どっかいなくなるから

 

あと「Zガンダム」の5巻の裏表紙が永野が描いたララァなんですけど、

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(講談社「機動戦士Zガンダム」5巻裏表紙より)

完全にリトラーだコレ。

 

以上です。

・ヨーン≒カミーユ

・バーシャ≒フォウ

・アイシャ≒ハマーン

・天照帝≒シャア

・リトラー≒ララァ

とか妄想してると、非ニュータイプ最強格のヤザンが「非・純血の騎士血統」最強格のデコースに見えてきたり、第4勢力狙いで慇懃で女性に紳士的風なシロッコがボスヤスフォートに見えてきたり、その2人がツルんでたりするのも面白いね。

「逆襲のシャア」にカミーユがいたら、のifとして「アムロとカミーユvsシャア」はスパロボ等でも定番ですが、ヨーンもア

 

もちろん「Zガンダム」だけが永野護のキャラクター造形に影響を与えたわけではなく、作品全体を見てもどう見ても「スターウォーズ」の影響が見られる他、ファッション、音楽、戦車、格ゲー、MMO、スイーツなど、「ファイブスター物語」においては作者のいろんなインプットが作品の至るところに影響を与えています。「自分のおかんがモデル」とかもあるだろうしね。

ただ自身が青春期に関わった「Zガンダム」の影響も「エルガイム」に次いで大きいのではないか、という少々コジツケ気味な記事でした。イカですか?

 

あと全然話変わるけどカイエンは月影先生に似てると思う。

aqm.hatenablog.jp

 

Zガンダムのコミカライズ

そのZガンダムですが、現在4回目か5回目ぐらいのコミカライズ中です。

描くのは「Zガンダム」作画監督、「ZZガンダム」「逆襲のシャア」キャラデザで永野と同世代の北爪宏幸。

Zガンダムは誰が何回コミカライズしても原作アニメどおりに描いてもらえませんが、この作品も北爪の前作「CDA」の続編としてオリジナルキャラが大量に登場するなど、独自路線まっしぐら。

百式はなぜか登場せず、「零式」というオリジナル機体。シャアは赤い零式、アムロは白い零式と色違いのお揃い。仲良いなお前ら。

原作原理主義の人が読んだら脳の血管切れると思いますが、先の読めない「誰も読んだことのないZガンダム」として、私はこれはこれでとても楽しんでいたりします。

aqm.hatenablog.jp

やりたい放題は永野と大差なく、富野監督が「異星人たちへ」と言いたくなる気持ちがまったくもってよくわかります。

 

じゃあ、おわりです。

 

aqm.hatenablog.jp

 

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FSS (NT2020年1月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

忍法Amazonの書影が間に合わないの術!

なんでもないです。

 

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 インサートエピソード 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」。扉絵入れて15ページ。

 

他の号はこちらから。

aqm.hatenablog.jp

以下、宣伝のあとにネタバレ情報を含んで論評しますので閲覧ご注意。

 

 

 

 

(宣伝)

あんまり15巻の話をしていない15巻のレビューを書きました。

aqm.hatenablog.jp


(余談)

連載外で15巻の告知などに見開き2ページ+1ページ、破烈の人形の設定画。 


(扉絵)

藍色髪ラキシス。白鳩がいるのでモラードこんにちわのシーンかな?


(本編)

バスターランチャー発射シークエンスに入るマグナパレス。オージェはラキシスに制御を、マドラに敵の足止めを依頼。分身して複合剣聖剣技を放つマドラ。MGP、バスターランチャー3連射。が、前にも増したスピードで再生するゴリリダルリハ。MGPのエネルギー再充填の隙にラキシスに迫る巨大な手。それを遮ったのは遅れて参上したポーター。4ページ使って能書きをたれた挙句に作品史上最も物騒な発言。その背後に完全に顕現したゴリリダルリハ。志村ぁ〜!後ろ!後ろぉおおおお!!

「年明け早々、この戦いもクライマックス!? …単行本15巻を読みつつお待ちを!」
(ニュータイプ2020年1月号より)

 

ニュータイプ 2020年1月号

ニュータイプ 2020年1月号

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/12/10
  • メディア: 雑誌

 

(所感)

絵的にも派手な見せ場だし情報量も多いんだけど、どっちかというと答え合わせ回で先々の予想のヒントとかなくて今回あんま書く事ないなコレ。こんなもん絵で見んとどうしようもない。セリフ全部丸写しするわけにもいかんしな。バスターランチャーとポーターに尽きる。


マグナパレスとバスターランチャー。

有無を言わせずバスターランチャー発射準備を始めるオージェ。大艦巨砲主義?出し惜しみなしに初手で最大最強攻撃。剣聖だけど剣関係ねえな。超帝国剣聖なんで一人で制御するのかと思ったら、そこはラキシスに遠隔制御を無茶振り。ラキシスあっさりこなす。

「チャンバー内圧最大」とか「シアー解放」とか、相変わらず意味わかんねえけど懐かしくてかっこいいですね。降りてくるグラサン。

「何か今宇宙みえた」ワロタ。可愛いなw

ザクとは違うのだよザクとは的なことを言い出すツバ子。なんでお前がドヤるんや。そのザクお前が作ったんちゃうんか。

照準が距離を計れないのと同様に、実は読者も距離もそうですけど敵のサイズ感というか縮尺がよくわかりません。ゴリさんはあれ、ヤクト・ミラージュよりでっけえの?

オージェはファティマにGTMを制御させた経験はあるんですかね?

マグナパレスが腰だめに構えたバスターランチャーが最近モンハンやってるせいでヘビィボウガンに見えてしまう。

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いや言うほど似てねえわ。

そういえばマグナパレスの構えは左利きですね。1巻のK.O.G.のバスターランチャー発射も左利き。ルンがシュペルターで撃ったときは右利きでした。


マドラ。

パンツが見えたので☆3つです。6体分身から剣聖剣技。紫電雨(プラズマ・フォール)は初出かな?初めて聞く技名。MGPのチャージ中に進行の都合でゴリさんに拘束される。今んとこ腕は無事。


ゴリリダルリハ。

全身公開。でっけえのはわかったけど、比較対象のセンチュリオたちがどのぐらいでっけえのかそもそもよくわからないので、よくわからない。時間巻き戻し系でダメージ無効にするも、燃費はよくないっぽい。ツインスイングは郷に入りては郷に従えだったらしい。「思考を読んでる!?」というか、先月号とかTwitter読んでそう。

これ、スタント遊星戦でZAPがいればどうにかなるってレベルじゃなくね?w 霊体をも焼き尽くすというフレームランチャーが効くのかしらん。


ポーター。

ショウメはスイレーにすぐ気付いてるぽい。

舞空術の使い手。高次元マウンティング。イラッ。カリギュラガールズ口開きっぱなし。ミラージュ・ファティマは全員神様だと勘違いしてそう。

現況の解説、懐園剣の機能の解説。ラキシス聞いてない。スペクタークズすぎw

次元を超えた存在が未来の出来事を過去のように語るのは、懐かしき「エルシャダイ」を思い出しますねw


ラキシス。

前半は超弩級ファティマっぽい仕事。後半はドリフ観に来たちびっ子みたいなっとる。


マグナパレスが停止したのは、ポーター出現のためか、ゴリリダルリハが完全実体化したためか。なんか「もう出番終わったかな」って勝手に判断して寝てそうよねコイツ。


過去の実績的に柱のアオリが意外と信用できそうなので、次号で決着つくのかなコレ。

#ファイブスター物語 15巻 評論(ネタバレ注意) #fss_jp

このブログは開設して1年3ヶ月なので、1年10ヶ月ぶりのこの作品の新刊単行本の話をするのは初めてになります。

なのであらためて、古参ファンの皆さんにとっては少々言わずもがなの話をします。でもお前らどうせこういう話好きでしょ。

さっさと内容の感想を読みたい人は、連載時の感想記事へのリンクを記事の末尾に付けますのでスクロールとかしてください。

 

「ファイブスター物語」について

「ファイブスター物語」は永野護による漫画作品。アニメ雑誌「ニュータイプ」に1986年から連載されています。ジャンル的には巨大ロボットやジェダイの騎士のような超人がかっこよく戦ったりするSFバトル要素が強め。ジョーカー星団と呼ばれる架空の4つの太陽系の5つの惑星を舞台にした、SFおとぎ大河ものです。作中世界"ジョーカー星団"の数千年以上に渡る年表が、あらかじめ公開され、随時メンテされています。

漫画作品ですが、デザイナー永野護の新作デザイン発表の場としての側面もあります。

 

「ファイブスター物語」前史

永野護は学生時代から有名な、「トミノコ族」と呼ばれた第一世代のガノタで、ガンダム製作で知られる日本サンライズ(現・サンライズ)社に1983年にデザイナーとして入社。入社4ヶ月で1984年放映予定の新作TVアニメ「重戦機エルガイム」のメカデザイナーに抜擢され、更に「キャラデザどうしよ?」という議論に「俺キャラデザもいけるっすよ」と手を挙げ、メカデザイン・キャラデザイン・世界観構築を任されます。

ちなみに「エルガイム」の富野監督は、更にその翌年放映の「Zガンダム」の製作も決まっていて手一杯だったことから、「エルガイム」について後年「捨て石だった」と述懐しています。要するに製作進行のディレクションやる代わりに、設定全般は新人の永野に丸投げしたわけですね。当時は視聴者から「新人教育をTVで垂れ流すんじゃねえ」と批判もあったそうです。

永野は後に「Zガンダム」でも当初メカデザインを担当し、ロボットデザインにおけるムーバブル・フレーム思想の創始者として、リック・ディアス、百式百式の原型、ハンブラビ、キュベレイなどの歴史に残る個性的な名機をデザインしています。「ZZガンダム」もデザインしかけましたが、スポンサーから「ガンダムに見えない」と不評で降板しました。

「エルガイム」の世界観デザインを富野監督から任された永野は、張り切りすぎて作中世界「ペンタゴナ・ワールド」に関してTVアニメでは全然使われない膨大なバックグラウンド設定を作ります。「重戦機エルガイム」は少年ダバ=マイロードと仲間達がロボット"エルガイム"を駆って圧政者を倒す物語ですが、その数千年前や数千年後にどんな人物たちが何をして何が起きたか、年表まで作ります。

富野監督のディレクションでTVアニメ「重戦機エルガイム」はダバ=マイロードの英雄譚のロボットアニメとして完結しますが、ロボット"ヘビーメタル"に生体コンピュータ"ファティマ"が搭載されている設定の描写は富野監督に「絶対ダメ!」と断られ、最終的になかったことになるなど、いろいろあったみたいです。"エルガイムMk-2"に搭載されたファティマ"ティータ"も作中ではヘッドコンデンサに映る影しか描かれませんでした。


TVに映らなかった膨大な設定の一部は、放送終了後の1985年に角川から「ザ・テレビジョン」の別冊ムック「重戦機エルガイム-2」としてまとめられます。絶版でプレミア化してますが、金に糸目をつけなければ今でもネット等で容易に入手できます。復刻したら売れるんじゃねえかな。当時はまだ「月刊ニュータイプ」はありませんでした。

表紙にはテンプル騎士団の血の十字架のマークの入った、後に"エルガイムMk-2"に移植される"ブラッド・テンプル3号機"の頭部。

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なおブラッド・テンプル、後にLEDミラージュを経て今のツァラトウストラ・アプターブリンガー(ZAP)のシリアルナンバー3は最新設定ではアイシャ・コーダンテ機とされています。当時はブラッド・テンプルの頭部は一騎ごとに形状が違う構想だったのかもしれません。

 

裏は富野にボツ食らった"ティータ"ですwww

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永野護の対談インタビューはもちろん、富野監督の寄稿など。

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どこかで見たようなイメージボードたち。

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既に"3159"が表記されてます。F.U.ログナー侯爵搭乗のブラッド・テンプル。

カウンターウェイトのない特殊仕様のLEDミラージュはおそらくこのイラストが原因で、「LEDミラージュ・バビロンズ」としてログナー専用騎である設定が長くありましたが、本編に登場しないまま雷丸に引き継がれ、雷丸も本編に登場しないまま、最終的にそもそも通常仕様でカウンターウェイトを持たないZAPになってしまいました。雷丸を含むマイティシリーズはMH時代の後期にデザインされたためGTMデザインに比較的近いので、そのうちGTMとしてリファインされるだろうと期待しています。

側頭部と肩に「Ⅷ」のシリアルナンバー。LED(ZAP)は最新設定では「搭乗者が『虐殺者』の汚名を歴史に残さないように」という、騎体開発時点で虐殺する気満々の物騒な配慮で、団員ナンバーと敢えて違うシリアルがつけられると説明されています。本編に滅多に登場しない騎体なせいでいかにも後付け設定っぽく聞こえますが、このムックの時点でログナーの団員ナンバーは「4」、ログナー騎のシリアルナンバーは「Ⅷ」と既に設定されていて、最新設定と一致してたりします。

14巻でマーク2を目にしたログナーが「コーラスのガキに取られる前に乗り倒したんねん」とダバ=マイロードとエルガイムMk-2を意識したメタ発言をしていたり、エルガイム時代の設定は変遷しているようで意外としぶとく生き残っています。

 

後のテロル・ミラージュの原型、ガスト・テンプルと、手前はヘッドライナーのジョーン・バインシェル。彼の設定はどうもヨーン・バインツェルとアーレン・ブラフォードに分割された節があります。また、「バストーニュ」という地名はFSSでは惑星アドラーの地名ですが、この当時は惑星カラミティの地名として設定されています。

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こういうイメージボードが10枚ほど。あまり他で露出してないイラストだと、3959、ミズン(コーラス)軍の猛攻を受けて擱座するE・テンプル(ヤクト・ミラージュ)など。あんなのどうやって倒したんだ。

 

お馴染みの年表の最古バージョンもついてます。情報量が多いページなため読めないように解像度落としたので読めないと思いますが、各固有名詞はエルガイムバージョンで書かれています。

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「エルガイム」だっつってんだろwwwまだ「ファイブスター物語」って書くんじゃねえよwww

 
目次と奥付、「月刊ニュータイプ」創刊の広告。

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創刊の目玉として「富野由悠季書き下し連載小説」「永野護描き下し連載コミックス」のアオリ。ニュータイプ400円だったのかよ。

 

ちなみにここでいう「永野護描き下し連載コミックス」はまだ「ファイブスター物語」ではなく、その月刊連載の練習として約1年間描かれた「フール・フォー・ザ・シティ」。未来の地球を舞台に、社会がAIに支配されロックンロールが禁止されたディストピアSFでした。

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支配に抗う若者たちと、悪役側に美味しいとこ絶対持っていくマンのログナーとイエッタがスターシステムで登場します。あれ?これももう絶版か?

ちなみに「富野由悠季書き下し連載小説」は「ファウファウ物語 From BYSTON WELL STORIES」だったそうです。Zガンダム始まったばっかりの時期なんで、「ガイア・ギア」はもう少し後。

 

「フール・フォー・ザ・シティ」の連載終了と入れ替わりで、「エルガイム」の多くの設定を流用しつつ、「ペンタゴナ・ワールド」は「ジョーカー星団」に、「HM(ヘビーメタル)」は「MH(モーターヘッド)」に、「オルドナ・ポセイダル」は「天照帝」に、「テンプル騎士団」は「ミラージュ騎士団」に、そして「カモン=マイロード」は「コーラスⅥ」にリネームされて、1986年4月号からようやく「ファイブスター物語」の連載が開始されます。

「ダバ(カモン)=マイロード」=「コーラスⅥ」が主人公どころか登場すらしない、「エルガイム」の前史のような形でスタートしました。(コーラスⅥはその後、未来の時間軸のエピソード等で断片的に登場)

 

「ファイブスター物語」とアニメ化

自分の過去記事から少々引用します。

興行収入が振るわなかった「カリオストロの城」で、それでも宮崎に注目したアニメージュ副編集長・鈴木敏夫を通じて、宮崎は手塚治虫(虫プロ?)との合作アニメ映画「ロルフ」の企画を、徳間グループの映像事業会議にかけます。しかし「原作がないから」との理由で却下されました。

「原作がないなら原作を描けばいいじゃない」と考えた鈴木と編集長の尾形英夫は、宮崎を口説き落とし、「ロルフ」の構想を更に膨らませた漫画「風の谷のナウシカ」を月刊アニメージュで連載開始させます。もちろん、映画化を睨んでのことです。

アニメの監督・演出家によって、アニメ雑誌で、映画の企画を会議で通すために描かれ始めた漫画です。これから映画を作ろうという多忙を極めるであろう監督に、自ら原作漫画を連載させるなど、私には正気の沙汰とは思えません。

連載開始の2年後、劇場用アニメ映画「風の谷のナウシカ」は劇場公開され、宮崎は役目を終えた漫画連載について終了させることも考えました。しかし結局、後の映画制作のための休載を挟みながら、この後10年をかけて物語を完結させました。

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昨今も「鬼滅の刃」がTVアニメ契機で大ブレイク中ですが、連載開始にあたって永野とブレインはこの1982年のナウシカ連載開始の故事に倣って、「原作漫画で支持を拡げて再アニメ化」を狙ったんじゃねえかなーとか思います。

現に1989年「ファイブスター物語」は第1巻、第1話が劇場用アニメとして製作・公開され、私も観に行きました。

大画面でカラーで動く黄金の電気騎士は圧巻で、人気声優の起用やアイドルの主題歌などお金もかかっていましたが、割りと「普通に作られたアニメ映画」で、後年のファンの話題に度々上るような尖った出来ではありませんでした。

当時は「聖闘士星矢」など美形キャラブームで、この映画の監督かキャラデザか忘れましたけど、インタビューで「天照は最強の美形キャラです!なんたって女性を描くつもりで描いてますから!」とトンチキなこと言ってた記憶があります。特徴的な永野デザインのキャラはリデザインされました。

永野はたぶん「原作漫画で支持を拡げて"富野監督が"アニメ化」して欲しかったんじゃねえかな…

1989年の映画の興行成績のせいなのか、背景設定が膨大な大河物語のどの部分をどのメディアで映像化すればいいのかよくわからないせいなのか、アニメで作画・動画化するにはカロリーが高すぎるロボットデザインのせいなのか、「ファイブスター物語」はその後長くアニメ化に縁がありませんでした。誰も作ってくれないので永野護は自ら監督としてアニメ映画「花の詩女 ゴティックメード」を製作し、2012年に公開しました。あと巻き添えで連載が7年中断されました。

当初、「ファイブスター物語」とは別作品と思われたこの映画は、要するに今のところ「エルガイム」の前史に留まっている「ファイブスター物語」の更に前史のエピソードでした。原作のどこにも描かれていないエピソードで、またその設定は永野自身によって原作に逆輸入され、賛否両論の設定大改編を引き起こしました。

またこの映画「花の詩女 ゴティックメード」は監督である永野の「映画館に行くイベント性も含めて、劇場の大画面と音響で楽しんでほしい」とのこだわりで、今なおBD/DVD化されていません。

 

「ファイブスター物語」のこれから

「エルガイム」のデザイナーに抜擢された当時24歳だった永野護は来年60歳になりますが、ここ3年以上に渡って休載することなく連載を続け2年を待たずに新刊が出る近年の状況は、68歳の美内すずえが7年間続きを描かない「ガラスの仮面」と比べるまでもなく、作品の歴史上かつてなく読者にとって幸せな数年間になっています。

漫画連載はインプットとアウトプットを絶えず繰り返しつつ、机に向かって長時間作画することを長期間に渡って継続し、特に眼と手と腰を酷使する激務で、「エリア88」他多数の作品で知られる大家・新谷かおるは2年前の66歳の誕生日に休筆を宣言しました。

30余年で15巻、期せずして前巻から2年弱で今回新刊が出ましたが、我々はこの作品の新刊をあと何冊読めるでしょうかね。こだわり派とされる作者はどこまでを描くことを想定しているでしょうか。ツボを外すと結構いい加減な人なんですがw

ダイジェストで巻きを入れるくらいなら未完で死んだほうがマシとか思ってそう。でもコーラスⅥの戦いは「エルガイム」で「もうやったこと」になってそう。全巻皆勤賞を続けるアイシャが死んで登場しなくなったら終わりでしょうか?せめて魔導大戦の終結までは見たい。いや「3159」も見たい。スタント遊星戦も見たい。カラミティ星の爆発も…贅沢を承知で言うなら年表上の時計が進んで、1巻冒頭のLEDミラージュvs黒騎士が未来回想ではなく本編としてGTMバージョンで再び描かれるところも見たい。

なんかもう「桜が咲くのをあと何回見られるか」の老人みたいになってしまいますが、作者の漫画家生命とは別に、読者も病気や事故で寿命を待たずにどんどん死んでいくので、そろそろ我々は「何が描かれたら満足か」考えておかないといけないかもしれません。この桜はとても美しい花を咲かせますが、どんなに早くても2年に一度しか咲きません。

作者も読者も健康を損なうことなく、連続掲載が続く今現在の幸福な時間が少しでも長く続いて欲しいと心から思います。願わくば30年後に30巻での完結を見届けてポックリ逝きたいものです。

話変わるけど、テキストの再配置やフォントサイズのバランス調整お疲れ様ですけど、こだわり派の割に根本的に単行本の版、小さくね?読者のメイン層、そろそろ老眼やで。

 

15巻について

私はこの作品のファンで信者なので星6つです。相変わらず年表に書いてないことばっか描いてて最高です。

いしかわじゅんが士郎正宗を評した「士郎正宗は、独走している。トップを走っているという意味ではないが、まわりに誰もいないところを走っている。」という言葉は、連載開始30年以上経っても未だ永野護にも当てはまる言葉だと、私は思います。

ということで、15巻の中身の話は以下のリンクを参照されてください。単行本収録に際して、一部エピソードの掲載順が入れ替わってますが、連載時系列順で並べます。あしからず。

なお、続きの第16巻相当は2019年3月号から載ってます。通販でバックナンバー簡単に買えますよ^^^^^^^^^^^

 

15巻収録話の連載時の感想記事リンク

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口絵・巻末の設定画

恒例の口絵の設定画集に加え、今巻は巻末おまけも設定画集。破烈の人形の見た目は静の匙加減で毎回変わる。ル・ゾラの設定に思わせぶりなことが書いてある。

「ヨーン・バインツェル」「ファティマ・パルスエット」「シアン夫人」「天照家典星舎 中納言メレトレ」「ノルガン・ジークボゥ」「アラン・リー」「謎の少女」「リリ・ニーゼル」「ノルガン・ショーカム」「ユーゴ・マウザー教授」「ファティマ・ラ・ベルダ」「ギルフィー・ビリジアン博士」「バルター・ヒュードラー博士」「GTM SBBデモール」「マヨール・レーベンハイト」「エトラムル・ファティマ ロンド・ヘアライン」「GTM ホウザイロ2グロウダイン」「ママドア・ユーゾッタ」「ファティマ・オーロラ」「アルテン・サヤステ先太閤」「ミューズ・ヴァン・レイバック」「ファティマ・静」「GTMザ・ダルマス~破烈の人形」「GTM黒騎士ダッカス・ザ・ブラックナイト」「黒騎士デコース・ワイズメル」「ファティマ・エスト」「アーリィ・ブラスト」

元首と筆頭騎士団制服 「バキン・ラカン帝国」「コーネラ帝国」「クバルカン法国騎士団」「ストラウス家」「サヤステ家」「バッハトマ魔法帝国」「フ・リエ」「ル・ゾラ」「ララファ」「ハリコン」「フンフト」「ナカカラ」「2977バランシェ邸の面々」

 

連載時との差分

赤色以外は表記揺れの修正程度。設定シートの「ロンドヘアライン」に「・」を打ち忘れ。

新規描き起こしはカラー見開き2箇所と、コーネラ帝国皇帝とヒュードラー博士の会話シーン1ページ。

パルスエットの髪色修正。恋ダウドの氏名が変更・確定。「ブーフ」「スイート・ワーナー」も修正。サヤステ翁の肩書きが「太閤」から「先太閤」に変更。

今巻に限ったことではないですが、版が縮小されてトーンの目が詰まるので、連載時と見比べると「色が濃く」見えますね。特にダッカスとか。

 

・9~16ページは連載時は141ページの次のエピソードだったが今巻の冒頭に変更

・9ページ、モノローグのレイアウトと文面を修正

・10~11ページ、カラー見開きに差し替え(連載時のモノクロの1ページを削除)

・12ページ、5コマを新規描き起こし

・15ページ、4コマ目の台詞を超微修正

・17ページ、ロゴデザインと配置を修正

・18~22ページ、トーンで亜麻色に表現されていたパルスエットの髪を黒髪に修正

・19ページ、ランド・スキッパーの解説イラスト・テキストのレイアウトを単行本用に修正

・22ページ、テキストのレイアウトを単行本用に修正

・29ページ、最後のコマの台詞を超微修正

・37ページ、3コマ目の台詞を超微修正

・41ページ、最後のコマの台詞を超微修正

・45ページ、4コマ目の台詞に登場するGTM名を変更

・46ページ、4コマ目の台詞のルビを超微修正

・67ページ、4コマ目の人物紹介テキストのレイアウトと、人物の「氏名」を修正w

・49ページ、2コマ目に登場するの人物の肩書きを変更

・83ページ、10コマ目の台詞を修正

・91ページ、台詞を超微修正

・93ページ、ロゴデザインと配置を修正

・108ページ、4コマめの台詞は正しいですが、対応する「デザインズ4」の設定が間違っていた旨、作者がコメントを出しています。ジェインはポーラの妹で、台詞中の「姉」はポーラを指します。

・125ページ、最後のコマの台詞を超微修正

・152~153ページ、見開きページをカラーに差し替え(モノクロの旧ページを削除)、章タイトルを変更

・160ページ、4コマ目の台詞の改行を修正

・166ページ、最後のコマの台詞を超微修正

・171ページ、3コマ目の台詞を超微修正

・200ページ、欄外の作者コメントを削除

・207ページ、3コマ目の台詞中の人名を修正

・221ページ、1コマ目と3コマ目の台詞に注釈用の※マークを追加、欄外の注釈の改行レイアウトを変更

・230ページ、4コマ目の台詞中の人名の誤植を修正

・233ページ、3コマ目の台詞中の人物の肩書きを修正

・234ページ、1コマ目の台詞を超微修正

 

 じゃあ、おわりです。

 

(追記)

前編的なつもりで書いてたわけでもないんですけど、後編的な記事を書きました。

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FSS (NT2019年12月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて15ページ。

 

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  • (余談)
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  • (本編)
  • (所感)

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FSS (NT2019年11月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて15ページ。

 

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  • (余談)
  • (扉絵)
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FSS (NT2019年10月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて11ページ。

 

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FSS (NT2019年9月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて13ページ。

 

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(余談)

今月は盆休み期間もしくは曜日の関係で、公称発売日は9日。 

ニュータイプ誌の最終ページに、アニメ誌3誌の連名による、7月18日の京都アニメーション放火事件に関する被害者・遺族・関係者への、弔意とお見舞い、及び応援メッセージ。

(中略)

アニメ3誌は、今後も変わらず京都アニメーション様、そして京都アニメーション様の作品を応援して参ります。

 

株式会社徳間書店 アニメージュ編集部

株式会社学研プラス アニメディア編集部

株式会社KADOKAWA Newtype編集部

(ニュータイプ2019年9月号より)

3誌の、京アニ作品を表紙にした過去の表紙絵、計6枚を掲示。

永くニュータイプを見てきたけど、ライバル誌であるアニメージュ、アニメディアの表紙絵がニュータイプに掲載されているのを初めて見た。

 

なお、京都アニメーションに対する支援金の公式の受付窓口はこちら。

www.kyotoanimation.co.jp

私もささやかな金額ながら支援させていただいた。

 

(扉絵)

作者の永野護氏から、京都アニメーションの火災の犠牲者への弔意。

 

(本編)

6人+1の周囲を囲むように、鳥のような流線型の影が大量に発生。

みじんこさん含め全員が戸惑っている。強烈な頭痛に苦しみ失神して倒れるマドラ。手負いのツバンツヒがラキシスを庇う。影に攻撃するB0-6、EV-3。物理攻撃が通る。しかし空間自体が「別の場所」に変化している。

さらに人型にツノを持つ影が大量発生。みじんこさんは「隠れている場合ではない」と1/7スケールの妖精型に顕現。全員にテレパシー?でここから脱出するよう呼びかける。紹介します、セントリー・ブリッツの幼生"ショウメ"ちゃん!え!?

ショウメの解説、鳥影がスレイヴ、鬼影がソルジャー。彼らは、"あいつら"が出現する空間を用意する触媒。

"あいつら"とは、"ヴィーキュル"、あるいは"ライフ・ウォッチング・オーバーロード"、もしくは"悪魔"。

出現し実体化しつつある"悪魔"を前に狼狽えつつ思考を巡らしたマウザーは、不意打ちでツバンツヒの胸の真ん中を刺し貫く。どうせ死ぬなら悔いは残さない。

その後ろで実体化した悪魔は、ショウメでさえ見たことのないものだった。

「次号、ショウメの想像を超えるさらなる脅威が……!」

(ニュータイプ2019年9月号より)

ちなみに来月号はFSSが表紙&巻頭特集とのこと。

 

ニュータイプ 2019年9月号

ニュータイプ 2019年9月号

 

(所感)

デンジマンかなんかで戦闘になると敵のボスが「なんとか時空に引き摺りこめ〜」つって、敵が有利な?空間になるお約束がありましたけど、あんな感じ。スモーク焚いた真っ暗闇なので、ロケに行かなくてもスタジオでまとめ撮りできて撮影が楽。

 

激烈な頭痛で失神するマドラ。剣聖って肝心なときにこんなんばっかやな。ラキシスガードとは一体。悪魔の出現が原因というより、超帝國剣聖プロミネンス、というか統合人格の剣聖マドラが急激に覚醒しようとしているせいかな?さよならスパーク。おはよう!スパンク。寝かしとけばそのうち大見得きって復活して「これは死んだクリリンツバ子の分だ!」とか言うだろう。そいつはドラゴンボールで生き返るから大丈夫だ。

 

逆に素早くロボ腕の臨戦態勢のBO-6とEV-3。お前ら、やるやんけ。鳥影に物理攻撃通ると思ってなかったのに殴ったら効いたので自分でびっくり。なんか投げやりになってしまったマウザー。

 

出てきたと思ったら一斉に後ずさりしていく鬼影ワロタ。なんやねんお前ら。アレか、悪魔に「ディーフェンス!!ディーフェンス!!」って応援する係のやつか。

 

悪魔一同が「いま」「ここ」に現れた理由が、解説のショウメさんをもってしても判然としません。

基本的にセントリーの転化の際の命の水を狙って出現するものらしい。サリオン動乱に際してフロートテンプルに出現したのも、ライブの転化を狙ったものだったらしい。いや、場所間違えすぎでしょwww なんでカステポーで転化したすえぞう狙ってデルタベルンに湧くんだよwww 方向音痴キャラか。お前らにとっては誤差か。

悪魔については聞き覚えはあっても、カリギュラの把握している知識の埒外らしい。

 

誤植
× スイレヴ → ◯ スレイヴ

 

おそらく人生最大であろうピンチに、「死ぬ前にこのチャンスにツバンツヒぶっ殺そう」という人間のクズ思考になっちゃうマウザーさん。ミラージュ左翼大隊っぽい。セリフがジィッド以下の死亡フラグびんびんの三下チンピラになってる上に、顔www大丈夫ですかwww俺が描いたみたいな顔になってるwwwせっかく増えたファンが全員いなくなる顔になってますよwww

先月号の後の予想で「正々堂々の勝負中に悪魔にラキシスの護衛として反応して油断したツバンツヒを刺したことを後悔し、ラキシスの護衛を損ねたお詫びにラキシスのために戦う紳士的なマウザーさん」説とは一体なんだったのか…

 

胸の中央に大穴が開いてガットブロウのせいか傷口が火を吹いて「マウザー…恐ろしい子…!!」の顔になってぶっ倒れたツバンツヒ。開発する「玉子焼き器マーク8」が大ヒットする未来を知らなければ、完っ全に死んでるわ。ギエロやラルゴやスカ閣下やビョトン・コーララより死んでる度が高い。

これで死んでないって、重合騎士って逆に何やったら死ぬんですかっていうね。実は死んでて、ラキかジョーカーかスイレイかの力で蘇生するとかですかね?

 

で、出てきたヴィーキュル・コマンダー。これが「ゴリリダルリハ」さんかな?木村カエラの曲っぽさ。わーすーれないでーみつめることをー。通称ゴリさん。いいからテーピングだ!

両手とも「指が7本」あるんですけど、設定変わったかね。

 

んで。

サタンに対するカウンターとして期待されるのは、ジョーカー&スイレー、マドラ&懐園剣、レンダウド&マグナパレス。ああ、確かに最強オールスターだわ。ヨーンが居てもやることないわ。

スペクター(ジョーカー)、ポーター(スイレー)は多分到着済みなんじゃないかなと思います。先月号の白と黒の対の光。異次元までついてきてるかどうか微妙。

レンダウドの乗ったマグナパレスも追って到着するでしょ。

問題は、11巻11ページの未来回想シーンで予告されている、右腕を失い左手に懐園剣(光剣にみえるけど太刀拵えと鍔の形状からたぶん雄)を握るマドラ。

アルル、というかアルルの持つ懐園剣が来る伏線・兆候が「ギーレルに駐屯」以外、今回まったくないんですよね。ハリコンの導きで時空を超えてマドラのもとに飛んできたりすると、アルルが一時保管所のシゲノブ雪之丞のおっさんみたいな扱いでなんかアレですが。

FSS (NT2019年8月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて13ページ。

 

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FSS 未来回想シーン② リブート4 (ネタバレ注意)

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未来回想をちょっと整理しようと思いました。

メインストーリー、2988から連続してる時間を基本軸として、そこから不連続に未来に話が飛んでる箇所をリスト化したい趣旨です。が、過去回想もまあ混ぜてもいいか。伏線になりそうだったらもう何でもいいや。

このへんから分厚くて疲れたのでとりあえず1冊だけ。

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FSS (NT2019年7月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて13ページ。

 

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FSS 未来回想シーン① リブート1~3 (ネタバレ注意)

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2019年4月号のFSS読んだ際に、いつぞやの未来回想の「花を見つめて微笑みあうカーレルと6本指の女性」の記憶違いでカーレルとデコースを取り違えてしまって、

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「記憶ってあてにならんな」と思ったので未来回想をちょっと整理しようと思いました。

メインストーリー、2988から連続してる時間を基本軸として、そこから不連続に未来に話が飛んでる箇所をリスト化したい趣旨です。が、過去回想もまあ混ぜてもいいか。

あと「剣聖」の設定はいつから登場したか、にも興味があるので平行して。

  • ■リブート1
    • 7〜29ページ 3960
    • 73ページ 2988
    • 115ページ 年代不明
    • 117ページ 年代不明
      • 一段目右から1
      • 一段目右から2
      • 一段目右から3
      • 一段目右から4
      • 二段目右から1
      • 二段目右から2
      • 二段目右から3
      • 二段目右から4
      • 三段目右から1
      • 三段目右から2
      • 三段目右から3
      • 三段目右から4
      • 三段目右から1
      • 一段目右から2
      • 一段目右から3
      • 一段目右から4
  • ■リブート2
    • 25ページ 2989
    • 59ページ扉絵 6787
    • 91ページ扉絵 年代不明
    • 134ページ 2989
    • 149ページ 年代不詳
    • ついでに154ページ 解説
    • 177ページ 2989
    • 179ページ 2989
    • 229ページ 2989
    • 247ページ〜 4071
    • 262~263ページ 見開き
      • 見開き中央
      • 一段目左
      • 二段目左
      • 三段目右
      • 三段目中央
      • 三段目左
      • 四段目右
      • 四段目中央
      • 四段目左
  • ■リブート3
    • 30ページ 2989
    • 32ページ
    • 33ページ
    • 107ページ
    • 133ページ 扉絵
      • 一段目
      • 二段目
      • 三段目 右
      • 三段目 中央
      • 三段目 左
    • 146ページ
    • 197ページ アドラー2629
    • 223ページ
    • 225ページ
    • 229ページ〜 OVER THE 7777
    • 256ページ
    • 257ページ
    • 261ページ
    • 288ページ 2989
    • 293ページ 扉絵
    • 368ページ 2989か2990
    • 376ページ 2990
    • 379ページ 2990
    • 380ページ 2990

けっこう大変なので続きはそのうちに。

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FSS (NT2019年6月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて13ページ。

 

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  • (余談)
  • (扉絵)
  • (本編)
  • (所感)

以下、広告のあとにネタバレ情報を含んで論評しますので閲覧ご注意。

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FSS (NT2019年5月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて13ページ。

 

他の号はこちらから。

aqm.hatenablog.jp

  • (余談)
  • (扉絵)
  • (本編)
  • (所感)

以下、宣伝のあとにネタバレ情報を含んで論評しますので閲覧ご注意。

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FSS (NT2019年4月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて11ページ。

 

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  • (扉絵)
  • (本編)
  • (所感)

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F.S.S.DESIGNS 6 XROSS JAMMER 評論(ネタバレ注意)

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(余談)

昨日Amazonの発送通知を受けたが配送が日本郵便だったので「不在だと宅配BOXに入れずに持って帰るかもしれない」と思い、今日はずっと腹が減っても食事にも買い出しにもいけず、うんこも我慢しながら自宅で待っていた。

が、14時過ぎにスマホに目をやると「配達済み」。…なん…だと…?ダンボールで来るかと思ったら封筒梱包で郵便受けに届けられていた。郵便受けギリギリのサイズだったけど、何の破損もなく美品のまま手元に届いた。ありがたし。

 

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ソフトカバーで、サイズはニュータイプ本誌やDESIGNS1~3と同じサイズ。4のデカさ、5の小ささが浮いている。

 

マンションの壁をくり抜いた奥行き持ちの棚がついてるので、大判のナウシカ原作やAKIRAと一緒にFSSはそこに並べている。FSSの設定資料集はサイズがしょっちゅう変わるので収まりが悪い。

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サイズで揃えて並べると順番もめちゃくちゃである。左からエルガイム・5・1・2・3・6・4・KF。エルガイムとDESIGNS1の間に隠れているけど、5はエルガイムと同じサイズ。4とナイトフラグスはデカすぎて斜めにしないと入らない。右の2冊はFSSの15巻と16巻(手作り)。日本中に似たような並びの本棚がたくさんあるんだろうと思うと可笑しい。

 

(内容)

各ページ、白地にイラスト1〜2点、解説テキストが付くいつもの構成。テキストの小さなフォントサイズは高齢化が進むFSS読者たちが老眼で読めないんじゃないかと心配だ。

奥付まで入れて96ページ。ネタバレしても怒られなさそうな概要情報だけ。
・ベラ攻防戦を巡るツラック隊陣営の概況・設定画27ページ
・ベラ攻防戦を巡る枢軸国陣営の概況・設定画30ページ
・「キャラクターズ」と題する色々設定画24ページ
・「付録」と題してZAPの各種設定、新旧名称の対応表など10ページ
・あとがき2ページ アドラー2977バランシェ邸の主とゲストたちの記念写真

内訳は
・GTM 13点(+付録扱いのZAP)
・騎士 37点(騎士団の制服設定画含む)
・騎士以外の人物 10点
・ファティマ 33点(騎士団の制服設定画含む)
同じ人物が服装を変えて複数回掲載されたりしてるものをてきとうにアナログに数えてるので、だいたいで。

 

(所感)

気になった点、面白かった点を本筋にはあまり絡まないとこだけ。
・ナルミの今後とその子孫
・「BS」の正式名
・バーガ・ハリの生産ラインの設定の変遷
・今後のツバンツヒの再登場に際しては…?
・ツラック隊のナルミの部下の女中隊長は産休/育休中
・重大な設定を作者に忘れられていたスパルタ
・モラードファティマもナンバリングを始めた
・ファティマたち同士が敬称を付けたり付けなかったりする理由と法則
・多くの読者がグレース・スドール天位騎士を男性だと勘違いしてたことに作者がキレ気味
・ロッゾやウモスの無骨な脇役GTMかっこいい
・クソ面白いナオとヴュラードのエピソード
・メレトレの意外なセカンドネーム
・アレクトーが気絶してもフォクスライヒバイテが制御されていた理由
・チャンダナの身長体重の設定を変更・調整したとわざわざ明記したのはなんだ?

「…。いやほら、ファイブスターは強すぎる奴ら同士の戦いは
 もう一週回ってあんなことになるのはご存知かと思う。」

言っちゃったよこの人。

他、興味深い初出情報多数。

 

あと、画や設定に既出のものが多いと嘆く向きも多く、理解はできる。いつまで経っても本編に登場しない設定資料という名の有料の予告編に心を躍らせながら、いつの日か目にするであろう本編に想いを馳せるのはFSSの醍醐味だ。

が、そもそもここ数年連続掲載が続いているのでつい忘れがちだが、本編が設定資料集を追い抜くペースで描かれ続けていること自体が、従来この作品では望み得なかった僥倖である。毎月FSSが掲載され続けている今の日常を、私は寿ぎたいと思う。