#AQM

あ、今日読んだ漫画

#中卒労働者から始める高校生活 12巻 評論(ネタバレ注意)

母親を亡くし父親は刑務所、中卒で工場で働く主人公。3つ下のブラコン妹の公立高の受験失敗と職場での学歴コンプレックスがきっかけで、妹と一緒に通信制高校に通うことに。

事情を抱えたヒロイン、親の勧める名門校を蹴って通信制高校に。

2人は惹かれあいつつ、お嬢の付き人男、子連れのシングルマザー、76歳の老人、チャラ男、いろんな同級生たちとの交流を通じて、卑屈だった自分と向き合って少しずつ成長していく青春恋愛もの。

序盤の2巻で女の子が陰湿な性暴力の被害に遭うシーンがある作品なので、フィクションでもそういうシーンを観ると気分が落ち込む人等は、この作品は読まない方が良いです。

死んだことにしていた父親が出所して周辺をウロウロするようになり、「犯罪者の身内」と見られるのが怖くて誰にも悩みを共有できずにストレスがマッハな主人公。

ネタバレですけど、彼女、妹、同級生に元同級生と、ヒロインズいい子ばっかりなんですけど、MVPは工場のオヤっさん。ウジウジしてる主人公にマウントポジションからフルボッコ。いいクソジジイだ。

次巻は両親の回想編みたい。そういえば父親が何をやって刑務所入ってたのか、我々全然知らないんですよね。

 

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#ブキミの谷のロボ子さん 2~3巻 【完】 評論(ネタバレ注意)

トレーダーで生計を立てる引きこもりの主人公の元に、セーラー服を着た美少女型のアンドロイドが送りつけられてきた。

どっかで見たことあるような話。手塚、藤子から「ちょびっツ」「彼とカレット。」、思い出さないだけで他にもいっぱい。昨今のAIブームでエンタメ分野でも再度見直されてるテーマ。

はてな、というかネットでも割りと荒れがちなセンシティブなテーマ。シリアスに振るか、コメディに振るかで二極化されがち。あと別枠でエロ。シリアスに振るとアイデンティティや差別・偏見、禅問答、悲恋の話になりがちで、要するに暗くなりがち。

シリアス寄りかなーと思って読んでたら意外とコメディもあって、終盤に毒キャラ出てきたりはするものの、真ん中ぐらいを泳いで完結した感じ。ネタバレですけど、甘すぎず苦すぎないハッピーエンドというところ。

「人間とはなにかを教えていただきたい」の答えが出たかというと微妙ですけど、一作品でそう簡単に答えが出るわけもなし、こういうのはたくさんのSF的な思考実験の積み重ねなのかな、と思います。

もっと暗い話になると思って続巻読むの気が進まなかったんですけど、無難ちゃ無難ですけど、この終わり方は結構好き。

 

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#恋愛感情のまるでない幼馴染漫画 2巻 評論(ネタバレ注意)

「カップル割実施中でーす♪受付でキスをするとルーム料半額!」
「マジで ん❤︎(ちゅっ)」
「こんなんで半額とか」
「みんなもやればいいのに」

好きでやらねーワケじゃねんだよ!?な!?

高校2年生の美少年のタツキと美少女のソラの幼馴染同士が、特に恋愛感情はないけどお年頃で性的な興味はあるのでチュッチュペロペロハグハグとイチャイチャしてる日常コメディ4コマ漫画。ラブコメと呼ぶと本人たちは「ラブじゃない」。

他、巨乳同級生、幼女風のツインテお隣さん化学教師、盗撮魔保健教諭、ショタ風オレっ子幼女など。

タツキ目線だとラブでもないのに周囲の美少女たちが勝手にパンツ見せてきたり膝枕してくれたり耳舐めてくれたり。こいつの性欲の仕組みはどーなってだ。

可愛い美少女たくさんの日常微エロ投げやり系ギャグラブコメ4コマという感じ。「生徒会役員共」の下ネタ会話芸のライトなエロネタを軽く実行しちゃう系。

なお相変わらずカメラアングルの関係で読者にはパンツのパの字も見えまてん。

ある意味ひたすらリア充がイチャイチャしてるだけなので、前もブコメで書いたんですけど、読んでてたまに「なんでオレ金払ってまでこんなもん読んでんだ」ってなる。

 

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#ぶんぶくティーポット+ 1巻 評論(ネタバレ注意)

4~6コマの変則ページ、フルカラーで絵本みたい。まんだらけ刊でAmazonでは少女マンガ扱い、kindle for PCでは見開き表示されないという謎の多い漫画。

人間に化けて暮らす、父・母・兄・妹のたぬき一家の日常。兄は変身できないツッコミ役のガチたぬき(しゃべるけど)、父は木の葉をお金に変えて通貨偽造の罪で逮捕、無期懲役くらって服役中なのであんま出てこない。主人公は表紙の女の子(たぬき妹)"ふみ"になろうかと思います。友達のキツネ女子、ネコ女子、コウモリ女子との学園生活など。

人物紹介にしれっと「宇宙人たち」とかいるんですけどw

ゆるくてシュール、たまに哲学、打率も高いけど長打も多い。絵が可愛くて毒の薄め具合もいい塩梅で長時間連続で読んでもシュール酔いしない。

色気はないけど女の子もたぬきも可愛いので、アニメ化いけんちゃうかな。間が命な漫画ですけど、最近は4コマ漫画とかも上手にアニメ化しますよね。

前シリーズで"ふみ"たちが中学を卒業して完結、タイトルも新たに高校入学しましたが、基本的になにも変わってません。高校教師の新キャラが1人増えただけじゃねえかw

いやホント、変わらなくてよかったです。

 

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#望まぬ不死の冒険者 3巻 評論(ネタバレ注意)

重厚でかっこいい絵とエロ可愛い女の子を描く漫画家さんをつかまえた、「なろう」発のコミカライズ。

人望は厚くギルドの評価も高いものの、強さ的にはうだつの上がらない10年のベテラン冒険者・レント、いつものダンジョンの見知らぬ通路を発見、潜った先で巨大なドラゴンに遭遇、一飲みにされご臨終。かと思いきや、目を覚ますと一体の骨人(スケルトン)になっていた。

人間社会への未練を捨てきれない主人公は、魔力吸収しやすい魔物の体と、魔物の未解明の特性「存在進化」の能力を活かし、より上位の魔物へのクラスチェンジでいつか人間に戻れることを目標に、魔物の姿で魔物狩りを始める。

いわゆる「転生」ではないファンタジーもの。主人公がアンデッドな変り種ですけどそのせいでラブコメ要素も起こりにくく、フィクションなんで多かれ少なかれご都合主義は含まれるんですが、なろうの中では比較的骨太な感じ。スケルトンだけに。

主人公がベテランの味で勝負する感じがなんかちょっとハードボイルド小説っぽいね。

今巻は冒険者の昇級試験のお話なんですけど、おっさんがチーム組まされた若者たちを経験をもとに導いてやる感じが、なんつーかスパロボのアムロっぽいw

 

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#ふたりソロキャンプ 1~2巻 評論(ネタバレ注意)

外形的には「ゆるキャン△」ブームに乗っかりつつ掲載誌に合わせて"しまりん"と"なでしこ"をおっさんと女子大生に置き換えて微エロぶっこんでツッコミ待ちのタイトルつけました、的なアレでどうなんですかね、

と様子見してたら2巻が出て両巻とも思いのほか評判いいみたいなので。別に「ゆるキャン△」がキャンプ漫画を発明したわけでもないですし、実際読んでみたらけっこー面白くて見直した系。

週末ごとに公共交通機関と徒歩を駆使して山深く入り、孤独なソロキャンプを愛するヒゲ。ある夜トイレからテントに戻ると女子大生がパンツのお尻丸出しだった。というヒゲ・ミーツ・女子大生withキャンプ。

ほぼキャンプど素人で巨乳で料理上手で興奮すると九州弁になるわがまま女子大生は、孤独を愛するヒゲをソロキャンプ道の師匠と定めて押しかけ弟子的にグイグイくるのだった。

青年誌なんでこいつらビール飲むのでメシもそれに合わせて美味そう。食欲と性欲を混ぜるの好きじゃないので、食レポイメージ演出でエロに走るのだけはゲンナリするのでやめちくり。

背景描写も写実的で見応え。人物にフォーカスされがちですけど自然を満喫する漫画なら自然の描写って大事よね。

 

(選書参考)

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#綺麗にしてもらえますか。 3巻 評論(ネタバレ注意)

熱海の商店街のはずれで小さいクリーニング屋さんを営むかわいい黒髪ポニテの働くお姉さんの日常もの。熱海が舞台なんで温泉入ってるシーン多め。2年以上前の記憶を喪失してるミステリ要素も。

SNSでバズって大忙しの巻、市役所のコミュ障お姉さんが弟子入り、地元の観光フリーペーパーのモデルで初島観光、雷雨で停電の夜に客の高校生の男の子と2人きり&お泊まり。

基本はほっこり日常&常連の高校生との淡いラブコメなんですけど、ぼちぼちミステリ要素の伏線を張りだしてる頃合い。

熱海が舞台でせいで相変わらず風呂によく入る漫画。とうとう表紙でまで風呂入ってますが。ちがうなコレ風呂に入るために熱海を舞台にしたんだな。なんなの?しずかちゃんなの?のび太サンドウェッジなの?

エロ展開なしの日常お色気なんですが画力が高いので破壊力高い。と人物に目が行きがちですけど、なにげに背景の対するこだわりも熱い。地元がこんな風に描かれたら嬉しいだろうな。

はあ、自分も停電で帰れなくなって仕方なくクリーニング屋さんに泊めてもらうことになったら部屋の空きがなくて一間で布団並べて寝ることになって寝相が悪いお姉さんに抱きつかれたりしたい人生だった。

 

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#その着せ替え人形は恋をする 3巻 評論(ネタバレ注意)

「嫉妬したのよ
 本当にどうしようもない位 羨ましかったの
 『私もこの人の作った衣装が着たい』
 『どうしてもこの人じゃないと駄目だ』って
 一目惚れしたのよ あなたの衣装に」

祖父の弟子として雛人形作りの職人を夢見て修行中も、それ以外の趣味がなくぼっちな男子高校生(15)と、スクールカースト最上位だけどオタク趣味のコスプレ好きで裁縫下手なギャル(15)のクラスメイトのボーイミーツガール。

家庭科室のミシンで雛人形の装束を作ってたらコスプレ衣装を作りに来たギャルと鉢合わせ、衣装の講評を頼まれダメ出ししたら涙目プルプル、土下座で謝った流れで彼女のコスプレ衣装を作ってあげることに。

少女漫画の絵だけど、ヤングガンガンでラッキースケベ多め。

新キャラのロリ系カリスマコスプレイヤーが主人公の腕を見込んで大雨の中を衣装製作の押しかけ依頼、借りた風呂上りにラッキースケベで全裸でひっくり返って主人公にアナルを見せました。なんなんこの漫画。

ヒロインのライバルかな?と思わせて…あー、やっぱギャルいいわあ。

夢に向かって青春でコスプレ撮影うんちくも楽しくてなんか可愛いの増えてヒロインはギャルで有り体に言ってサイコーです。

 

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#氷菓 12巻 評論(ネタバレ注意)

「春のある日 午前十一時四十五分前後
 十二単を着て歩く千反田を見たとき
 なぜ自分が『しまった』と思ったのか
 はっきり説明できる言葉が出てこない」

「ただ俺の省エネ主義が致命的に脅かされている
 そんな予感だけがあって それがなぜなのかうまく言えない」

アニメでお馴染み、お前らの好きなえるたその氷菓です。

地方の高校の古典部の1年生の男女4人が、学校を舞台に数々の謎を解明する探偵もの風の青春もの。平凡な成績の省エネやれやれ野郎ながら推理力だけなんでか突出してるイケメン高校生・折木奉太郎が主人公。あんま説明要らないよね。京アニ絵でこそないですが、良い作画。漫画になるとセリフの字数多いね。コナンもだし、推理もの・探偵ものはしょうがない。

「手作りチョコレート事件」の続きと、「遠回りする雛」の途中までを収録。

原作読んでないのでアレですが、キャラデザ、ストーリーともアニメをほぼ踏襲、尺でカットされてたのか、ちょいちょいセリフ回し等が異なります。

TVアニメは1年生終わりの春休み「雛」で終わりでしたが、もうちっとだけ続いてその先もコミカライズするみたいで来年春に13巻で新展開、2年生編に入るそうです。わーい。

#ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 1巻 評論(ネタバレ注意)

「じゃあヤらせてあげるから泊めてよ」
「お前…冗談でもそんなこと言うんじゃねえよ…」
「冗談じゃないってば」
「ふざけんな ガキなんか抱けるか」
「ふぅん じゃあタダで泊めて」

お前らの好きな女子高生拾って帰る話です。

2つ年上の巨乳美人先輩にフラれてヤケ酒帰りの泥酔サラリーマンが、帰り道にうずくまってた泊まるアテのない家出女子高生を拾って帰って爆睡。翌朝境遇を聞いたら家出半年、セックスと引き換えに行きずりの男の家を転々としていた、という話を聞き金八先生気質が爆発、更生するまで無償で泊めたらあ!

という、家出女子高生とのプラトニック同棲もの。拾った女子高生と同棲の時点でキモいのに、あえてプラトニックとか余計にキモいですね。キモい妄想こそ創作の源泉です。こういうの大好き。

女子高生は主人公に感謝しつつ憎からず思うものの、主人公は保護者モード。

他、フッたはずの主人公が気になる巨乳美人先輩に、主人公に一方的に惚れてる可愛い新入社員ちゃんなど。うーん、キモい!もう一杯!

広義のラブコメというか恋愛ものなので、女の子の可愛さがキモですけど、アタリ作画を引いてます。次巻も楽しみ。

さて何回「キモ」と書いたでしょーか。

#ペンギン・ハイウェイ 3巻 【完】 評論(ネタバレ注意)

森見登美彦の小説の、夏休み映画とメディアミックスのコミカライズ。原作出版は角川、コミカライズも角川、映画の配給は東宝。

観てねんスよね、映画。ジャンルはなんだろな、ジュブナイルSFミステリーとでも言うか。

知性と努力に強いプライドを持ち、歯科医院のお姉さんに片想い中の小学生・アオヤマくん。ある日の集団登校中、空き地にたむろする大量のペンギンを目にして、生来の好奇心からペンギン出現の謎を解こうと、友人たちと研究に取り組む。

ペンギンの出現に深く関わっているっぽいお姉さんの謎の能力。

その頃クラスメイトの気が強い女の子・ハマモトさんは給水塔の森で宙に浮かぶ巨大な水の球体「海」を発見していた。ペンギン、お姉さん、海。時間転移、謎の怪物。

完結巻。

文学的かつ叙情的で、小説映えと映画映えしそうな作品だな、という感想でした。BGM有りで読みたかった。私の観る読むの順番の失敗で、原作を読んだり映画を観たりして面白かった人が小説や映画を思い出しながら読む、一種のファンアイテムなのかな。そういうコミカライズで自分が好きな作品と同等に良い漫画でした。

読み方が悪かったお詫びに、映画観てからもう一回まとめて読み直そう。

 

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#幼女戦記 14巻 評論(ネタバレ注意)

「元々反帝国感情の強かったアレーヌ市
 小競り合いが本格的な暴動に発展するのには一日も要しませんでした」

「『これでは大陸軍本隊兵站線が崩壊しかねない』
 そう判断した帝国の対応」

「今でも多くの議論を招いています 何しろ法学者らが一致している事として
 この虐殺は如何なる戦時国際法にも抵触しないというのです」

主人公たちが属する帝国軍が都市を焼き市民を虐殺する、「タクティクス・オウガ」でも描かれたテーマ。

描写に元々じっくりページを割いてきたコミカライズ版では割りとガッツリいきました。見開きで街が焼かれる様子が数ページに渡って描写され、炎に巻かれて逃げ惑う市民の様子がインサートされます。

やがて敗戦し滅亡する偽悪的な主人公を通じて戦争の愚かしさを皮肉っているとはいえ、軍事的ロマンチシズムをエンタメ化してる面も確かにある作品で、「描かれ方によってはついていけずに読むのやめちゃうかも」と思ってたけど、幾重にも用意されたエクスキューズのおかげで引き続き読むます。攻めたけど作品としての箍は外さなかった的な。

手放しで称賛していい内容じゃないですが、戦争を描くならここまで描く、という覚悟のようなものを感じます。

 

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#とんがり帽子のアトリエ 5巻 評論(ネタバレ注意)

あら可愛らしい表紙。

ここ数記事ロリい漫画ばっか。ちなみに明日は幼女戦記の予定です☆

一部の魔法を「禁止魔法」として制約した世界の、魔法使い見習い少女たちの修行と冒険、ダークな雰囲気ただよう超正統派ファンタジー。

イレギュラーに魔法使い見習いになったヒロインのココ、その素質を狙って暗躍する禁止魔法使いたち、ココの巻き添えでトラブルに巻き込まれつつ彼女を守って戦う師匠と姉弟子たちの修行と成長の日々。「美少女ハリポタ」と形容するのは少し不誠実すぎるかしら。

アガットとリチェの二次試験中に禁止魔法使い"つばあり帽"が乱入、見習い"とんがり帽"たちの最大のピンチ、その顛末。

美麗さもそうなんですけど構図も背景も細かい描き込みも、読者に何を見せたいか目的をもって効果的に描き込まれてて、一コマ一コマがなんつーか「作品」なんですよね。これ数百円で読めちゃっていいのかな。

テイストは「ベルセルク」にも近いけど、清く明るく希望に燃える美少女たちが主人公なおかげでダークに振り過ぎない、シリアスでかっこいいけど暗すぎないちょうどいい塩梅。

次巻から新展開、魔法使いの総本山「大講堂」編とのことで、背景見るだけでも楽しみな。

 

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#あゝ我らがミャオ将軍 1巻 評論(ネタバレ注意)

「本日未明 コルドナ社会主義共和国北西部より飛翔体が発射されたのを確認
 飛翔体はミサイルと思われ現在 落下した海域に被害がないか確認中です。」

「な…なんでっ…なんで発射スイッチ押しちゃったんですかー!!!」
「いや…なんか…押したくなるようなボタンだったし…ダメだった…よね…?
 あっ じゃあもうさあ
 『間違ってボタンを押してミサイルを撃ってしまいました ごめんなさい』
 って言おう?」
「素直だ!!」

ボタンあったら押したくなるよね。

安全保障上の緊張を孕み、世界から孤立する小さな社会主義国家。独裁者の急逝により、その座を世襲で継いだのは建国の革命家の孫娘(9歳)だった。
という、北朝鮮をモデルにした政治ギャグコメディ。

就任早々ミサイル誤発射、思いつき工場視察、公園にて大いなる慈愛、可愛くない国旗の変更、プロパガンダ歌謡&映画改革、初めての外交、世論調査、ギャルから学ぶ海外文化、お忍び視察。

独裁者の立場にあんま重圧とか感じてなくて、普通のちょっとワガママな八重歯で口半開きのお子様。猫大好き。側近が怒りすぎると泣く。お約束のようにトイレ掃除や草むしりなどの粛清を受ける党書記。

なにこれ可愛いんだけど。

 

(選書参考)

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#あおいさんは16歳年下 【完】 評論(ネタバレ注意)

小さなパン屋を営む橋田夏海(28・♂)が常連の美人のお姉さんに意を決して告白したら大人びた小学6年生だった、政治的な正しさ的にデンジャラスな歳の差ラブコメ。

『あおいさんは16歳年下より』より(うるひこ/フロンティアワークス)

刺激的っぽい設定の割りにはほのぼのな世界観、相手が小学生だと気付いて告白撤回して平謝りする主人公、イケメンのお兄さんに告白されて嬉しくてその気になっちゃった女の子。1冊で完結のようですが、オチのために無理やりくっつけることもなく、かっこいい(?)お兄さん(?)に憧れる女の子の話に終始して終わります。

『あおいさんは16歳年下より』より(うるひこ/フロンティアワークス)

ロリコンの妄想のように見えて、歳の差系は一部の女性にも需要あってよくわかんないんスよね。絵も女性向けっぽいし、作者も女性なんじゃないかな。Pixivのレーベルとのこと。

Amazonレビューは続編を望む声が多いですけど、下手に続けて問題作扱いされるより、「可愛い漫画だったね」で終わった方がいいような気もすんだけどね。

『あおいさんは16歳年下より』より(うるひこ/フロンティアワークス)

はいじゃないが。

 

 

(選書参考)

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